4日(土)。わが家に来てから615日目を迎え、隣の部屋から聴こえる音楽に耳を傾けるモコタロです
おっ ご主人はメンデルスゾーンを聴いてるな!
閑話休題
昨日、夕食に「鶏肉とアスパラガスの中華炒め」と「生野菜と海藻とサーモンのサラダ」を作りました あとは「男前豆腐の食べるラー油乗せ」です。いずれも子供たちに好評でした
も一度、閑話休題
先日、トッパンホールクラブの会員アンケートに回答を寄せたら、謝礼に「トッパンホールライヴシリーズCD」が送られてきました 謝礼のCDは何種類かあり、第1希望から第3希望まで希望を書いて出しましたが、送られてきたのはブラームスの①クラリネット・ソナタ第1番、②同2番、③クラリネット三重奏曲のCDで、演奏はクラリネット=四戸世紀、チェロ=向山佳絵子、ピアノ=清水和音による2010年トッパンホールでの公演ライブでした
後でゆっくり聴くことにします
またまた、閑話休題
9月11日(日)午後3時から池袋の東京芸術劇場で開かれる「日本フィル創立60周年記念公演 メンデルスゾーン『オラトリオ”エリア”』」のチケットを買いました ソリストはソプラノ=半田美和子、メゾソプラノ=手嶋眞佐子、テノール=望月哲也、バリトン=甲斐栄次郎、指揮は大井剛史です
大好きなメンデルスゾーンですが、この曲は一度も聴いたことがないので 神保町のディスクユニオンで中古CDを買ってきました(2枚組で1,851円)。 ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による1968年の録音です ソリストはテオ・アダム、ペーター・シュライヤー、エリー・アメリング、アンネリーズ・ブルマイスターといった当時の第一線で活躍する歌手陣です
コンサート当日までに予習するつもりです
最後の、閑話休題
昨日、池袋の新文芸坐で「天国と地獄」を観ました これは昨日から始まった「第3回 仲代達矢 映画祭」の幕開けを告げる作品です
これは、エド・マクベインの原作(「キングの身代金」)を黒澤明監督が1963年に映画化したモノクロ143分のサスペンス・ドラマです
ナショナル・シューズの権藤専務は、自分の息子と間違えられて運転手の息子が誘拐され、身代金3,000万円を要求される 権藤は苦悩の末、運転手のために全財産を投げ出して3,000万円を用意する
結果的には無事に子供は取り戻したが、狡猾な犯人は新幹線から現金入りのカバンを投げ捨てるように要求するなど巧みに金を奪い逃走してしまう
権藤は3,000万円を失ったうえ会社を追われてしまう
戸倉刑事は、使用人の子どものために大金を差し出した権藤の潔い態度に共感し、警察の総力を挙げて犯人を逮捕することを誓う
権藤に三船敏郎、その妻伶子に香川京子、戸倉警部に仲代達矢、刑事に木村功、加藤武、捜査本部長に志村喬、新聞記者に千秋実、北村和夫、犯人の竹内に山崎努など、当時の映画界を代表する俳優たちが顔をそろえています
この映画を観るのは今回で3度目だと思いますが、忘れているシーンがいくつもありました 一番意外だったのは、警察は犯人を確定してからすぐには逮捕せず、戸倉警部の「いまヤツを逮捕しても刑期が短すぎて、人格者・権藤氏が報われない。泳がせて、新たな犯罪を犯すところを押さえて極刑に持ち込む」という強い意志によって、長い追跡が続いたことです
この映画では1曲だけクラシック音楽が使われていました 犯人の竹内がアパートで、事件を報じる新聞を読み、ラジオを点けた時に流れてきたのはシューベルトの「ピアノ五重奏曲”鱒”」でした
黒澤明監督の映画を観て いつも思うのは、理屈抜きで面白いということです この映画は2時間23分の長尺ですが、まったく時間の経過を感じさせません