3日(金)。わが家に来てから614日目を迎え、リビングのテーブルの下でリラックスするモコタロです
ここだったら いつ大地震が来ても大丈夫だもんね おっと地震過剰か?
閑話休題
毎年、夏の終わりに開かれている「アジアユースオーケストラ 東京公演」のチケットを買いました 日程とプログラムは、8月29日(月)が①チャイコフスキー「交響曲第6番ロ短調”悲愴”」、②ドヴォルザーク「交響曲第8番ト長調」で、指揮は首席指揮者ジェームズ・ジャッド。8月30日(火)が①コープランド「市民のためのファンファーレ」、②同「バレエ組曲”アパラチアの春”」、③ホルスト「組曲”惑星”」で、指揮は芸術監督リチャード・パンチャスです。両日とも開演は午後7時、会場は東京文化会館大ホールです
このオーケストラのコンサートは毎年聴いていますが、アジア諸国の若者たちの純粋で真摯な演奏に いつも感動しています 入場料はS席4,000円、A席2,000円(当日は各1,000円増)です。「最近、感動を覚えるコンサートにお目にかかってないなあ
」という人にも自信を持ってお薦めします
も一度、閑話休題
昨日、神楽坂のギンレイホールで、スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演による2015年制作映画「ブリッジ・オブ・スパイ」を観ました
この映画は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1963年の実話に基づいています
保険専門の弁護士ジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は『すべての人はみな同じように大切である』という信念から、国中から憎まれることを覚悟のうえでソ連のスパイの弁護を引き受ける それがキッカケになり、彼は自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人スパイの交換交渉を依頼される。しかし、その役割は政府としては関知しない、あくまでも民間人として交渉しなければならないものだった。一歩間違えれば世界大戦を招くことになるので絶対に失敗は許されない。果たして彼は無事に重大な任務を果たすことができるのか
この映画は、何といってもトム・ハンクスに尽きるでしょう 同じく弁護士を演じた「フィラデルフィア」を思い出します。たしか マリア・カラスの歌うカタラーニの歌劇「ワリー」から『さようなら、ふるさとの家よ』が流れていました
しばらくトム・ハンクスの映画を観ない間に随分貫禄が出てきましたね
ソ連のスパイは最後まで国の秘密を明かさず弁護士のドノヴァンだけを信じていました そして最後に無事にソ連側に引き渡されるわけですが、その別れ際が感動的でした
敵国のスパイでも信念を持って生きる者は最後には救われるということが証明されたように思いました
この映画では、留置場の一室でドノヴァンとソ連のスパイがラジオの音楽を聴くシーンがあり、スパイが「良い曲だ」と言い、ドノヴァンが頷きますが、その時ラジオから流れていたのはソ連の作曲家ショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第2番ヘ長調」の第2楽章「アンダンテ」でした 最初にオーケストラが静かなメロディーを奏で、途中からピアノが入ってきますが、『ショスタコーヴィチって、こういう”素直に美しい音楽”も書くんだ
』と驚く ロマンティックな曲想です
スピルバーグ監督は映画の中で結構クラシック音楽を使いますね