人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新交響楽団第237回演奏会のチケットを買う / ベルナルド・ベルトルッチ監督「ラスト・エンペラー」を観る~新文芸坐

2017年02月04日 07時59分23秒 | 日記

4日(土).コーヒー用メジャーカップが北京と折れてしまった,もとい,ペキンと折れてしまったので,今度はプラスチック製をやめて銅製の製品(東急ハンズで864円)を購入しました これで もう心が折れることはないでしょう コーヒー粉すり切り一杯で約10グラムとのこと.ちょうど一人分ですね

 

          

 

ということで,わが家に来てから今日で858日目を迎え,前方の危険を自動車の装置が察知して停止する「自動ブレーキ」の搭載義務化に向け,国土交通省が動き出したというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

          

  「自動ブレーキ」の義務化には賛成だけど 一方で高齢ドライバーの免許更新を厳しくしたらどうかな

 

  閑話休題  

 

昨日,夕食に「手羽元と大根,卵の煮もの」,「生野菜とアドガドとサーモンのサラダ」を作りました 手前のグラスの器は日本酒用のお猪口です

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

4月23日(日)午後2時から東京芸術劇場コンサートホールで開かれる新交響楽団第237回演奏会のチケットを買いました プログラムは①ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲,②ベートーヴェン「交響曲第8番ヘ長調」,③ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」で,指揮は寺岡清高です 今回はこれまでの経験を踏まえて 1階のS席ではなく あえて3階のA席を選びました

 

          

 

  最後の,閑話休題  

 

昨日,池袋の新文芸坐で「ラスト・エンペラー」を観ました これはベルナルド・ベルトルッチ監督による1987年 イタリア・イギリス・中国合作映画(163分)です 3歳で中国の清王朝の皇帝に即位した溥儀の波乱万丈の生涯を莫大な制作費をかけて完成させた歴史大作です

 

          

 

溥儀が幼少のころ,光武帝が死去した.事実上の権力者である西太后は幼い溥儀を利用するため皇帝にすることにした 何も知らないうちに皇帝に祭り上げられた溥儀は,広大な敷地を持つ紫禁城の中で,外に出ることが許されないまま暮らすことを強いられることになった 7年の歳月が経ち溥儀が15歳となった時,第一夫人と第二夫人をもらうことになる.しかし,その後 軍人のクーデターにより紫禁城から出て行かなければならなくなる

その後,溥儀は天津で日本の甘粕大尉と夜な夜な遊び歩くようになり,第2夫人から離婚を申し出られるまでに至る その頃,蒋介石率いる国民党が上海を攻略したため,甘粕は溥儀の命が危ないと心配し日本大使館に匿うこととする そして,1932年 日本が建国した満州国の皇帝となる 勢力を拡大していった日本だったが,1945年8月15日無条件降伏を宣言することになり,甘粕は自決し,日本へ逃げようとした溥儀はソ連軍の捕虜になってしまう しかし1959年に特赦された溥儀は庭師となり穏やかな余生を送ることになった

 

          

 

幼少時から晩年まで他人に利用されることでしか生きることが出来なかった一人の男の孤独と悲しさを見事に描いています 自分の意思では何も出来ない日本の天皇の不自由さを思い起こします

この映画では坂本龍一が音楽を担当しており,また甘粕大尉としても出演しています.なかなか存在感のある役作りをしています 満州国での舞踏会のシーンでは,ヨハン・シュトラウスの「皇帝円舞曲」を流していますが,「ラスト・エンペラー」に使うワルツに他の選択肢はないでしょう

この映画を観終わって思ったのは,「普通であること」がいかに自由で素晴らしいか,ということです

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