人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

チェコ映画「ひなぎく」,ソ連映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」を観る~早稲田松竹 / 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」抽選販売申し込み開始

2017年02月21日 07時14分35秒 | 日記

21日(火).わが家に来てから今日で875日目を迎え,東京都議会が 豊洲市場の用地取得の経緯などを調べるため,法に基づく強い権限を持つ調査特別委員会(百条委員会)を設置することを決めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

                     用地取得時の都知事・石原慎太郎氏は 証人喚問請求の関門をどうくぐり抜ける?

 

  閑話休題  

 

昨日は5月の連休に東京国際フォーラムで開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017」の先行抽選販売開始日だったので,ネットで申し込みました

申し込んだのは4日=5公演,5日=6公演,6日=6公演の計17公演です ホールA(5008席),ホールC(1492席)は3月1日からの先着販売で座席指定して買えばいいので,それ以外の収容人数が比較的少ないホールで開催される公演を選びました 昨年がほぼ全滅に近かったこともあり,すべてダメ元で選んでいます 抽選に漏れても何とか聴きたいと思うのは次の公演です

4日では,午前11時45分からホールD7で開かれる公演番号152番「アンヌ・ケフェレック+オリヴィエ・シャルリエによるモーツアルトのヴァイオリン・ソナタK,454&K.380」,午後8時45分からホールB7で開かれる公演番号127番「アンヌ・ケフェレック ピアノ・リサイタル」,午後6時45分からG409で開かれる公演番号166番「ストラヴィンスキー”兵士の物語”ほか~会田莉凡,広瀬悦子他」

5日では,午前10時からホールB7で開かれる公演番号221「アレクサンドル・クニャーゼフ+アレクセイ・ヴォロディンによるストラヴィンスキー”イタリア組曲”他」,午後5時からホールD7で開かれる公演番号255番「アレクサンドル・クニャーゼフによるバッハ”無伴奏チェロ組曲第2番&第5番」,

6日では,午後3時15分からG409で開かれる公演番号364番「梁美沙+広瀬悦子によるモーツアルト”ヴァイオリン・ソナタK.304他」,午後7時30分からホールB7で開かれる公演番号326番「上原彩子 オール・チャイコフスキー・プログラム」です

先行抽選販売は27日(月)23時59分まで受け付け,抽選結果は28日(火)18時以降に発表,3月1日(水)10時から先着販売が開始されるとのことです

 

  も一度,閑話休題  

 

昨日,早稲田松竹でチェコ映画「ひなぎく」とソ連映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」の2本立てを観ました 「ひなぎく」は,チェコ・ヌーヴェルヴァーグの旗手・ヒティロヴァ―監督による1966年製作のチェコ・スロヴァキア映画(75分)です

 

       

 

二人の女の子が,おしゃれして出かけては中高年の男たちを騙して食事をおごらせ,都合が悪くなるとウソ泣きして笑いながら逃げてしまう そんな自由奔放な彼女たちは,ある日 党のパーティー会場に忍び込んで,まだ手を付けていない料理を食べ散らかし,アルコールを飲み,テーブルの上に乗ってダンスをし,とやりたい放題の限りを尽くす しかし,そんなことがいつまでも許される訳がない 巨大なシャンデリアが二人の頭上に・・・・

解説を見て初めて知りましたがヒティロヴァ―監督は女性でした 映画の冒頭場面では戦争のシーンがモノクロ映像で挟み込まれたりして,この監督が戦争を嫌悪しているらしいことは伝わってくるのですが,いざ本筋になると,二人の女の子のあまりにも滅茶苦茶な行動に「ちょっと,やり過ぎじゃないかい」とツッコミを入れたくなります.人と人との殺し合いの戦争に比べれば,彼女たちのハチャメチャな行動なんて大したことがないのだ,というメッセージとも受け取れますが,さあ どうでしょうか

 

  最後の,閑話休題  

 

2本目の「不思議惑星キン・ザ・ザ」は,ゲオルギー・ダネリア監督による1986年製作のソ連映画(135分)で,当時 ソビエト連邦時代のジョージア(グルジア)で製作され,当時のソ連全土で1570万人の観客動員を記録したカルト・ムービーです

 

       

 

ある日,建築技師のマシコフは「あそこに自分は異星人だという男がいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる.異星人など信じないマシコフは,その男が持っていた空間移動装置のボタンを押すと,次の瞬間,マシコフとゲデバンは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた そこでは,「クー」というのが挨拶の言葉で,どういうわけかマッチが超貴重品だった 二人は何とか地球に戻ろうと,マッチを取引材料にして異星人と取引するのだが・・・・果たして二人は無事に地球に戻ることが出来るのか・・・

ひと言でいえば,この映画は脱力系SFコメディです 1986年製作とはいえ,宇宙船らしき乗り物は上のポスターの写真のような,まるで廃品回収で拾ってきたような古めかしい古典的なオブジェです 可笑しいのは,キン・ザ・ザ星雲の星でも,地球のように生まれによる差別があり,支配される側は支配する側に「クー」とへりくだって挨拶しなければならないのです

前述のとおり,この映画の公開当時,ソ連全土で1570万人もこの映画を観たということですが,当時のソ連がいかに娯楽が少なかったかという証左かな,と思います

 

        

コメント
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