人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」,ウォルトン「チェロ協奏曲」を聴く~東京藝大モーニングコンサート / 読響5月定期 スクロヴァチェフスキの代演決まる

2017年02月17日 08時08分01秒 | 日記

17日(金).わが家に来てから今日で871日目を迎え,北朝鮮の故金正日総書記の長男,金正男氏がマレーシアで殺害された事件で,15日に逮捕された女が取り調べに「自分は旅行者で,いたずら目的で(正男氏に)スプレーを吹きかけた.殺害するつもりはなかった」と供述した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

           「あれはドッキリで 私はトラベラー」と言うけど そうだったら トラブル・メーカーだぜ

 

  閑話休題  

 

昨日,夕食に「牛肉のしぐれ煮」と「生野菜とワカメのサラダ」を作りました   牛肉を柔らかく仕上げるには水ではなく日本酒(もちろん醤油,砂糖,味醂も)で煮込むことです

 

       

 

  も一度,閑話休題  

 

読売日響から「5月公演,指揮者決定のお知らせ」が届きました 5月の読響コンサートで指揮することになっていたスクロヴァチェフスキ氏が健康不良のため来日中止となったことに伴う代演の指揮者が決まったというお知らせです

5月13,14日の「マチネシリーズ」はオンドレイ・レナルトの指揮に,同19日の「定期演奏会」はロジェストヴェンスキーの指揮に決まったとのこと なお,3公演ともプログラムに変更はないということです 私の場合,5月19日は読響定期とN響C定期がダブっているので,今回の決定を受けて振り替え措置を決めなければなりません.読響の場合は振替先が複数ありますが,N響の場合は翌20日(土)午後3時のC定期しか選択肢がなく,その時間は「バッハ・コレギウム・ジャパン」の定期公演と文京シビック「響きの森シリーズ」がダブっているのです.まさに三つ巴の振替作戦になってしまいます いずれにしても,1つ捨てるか2つ捨てるかの選択肢しかありません 3月いっぱいに結論を出して手を打とうと思いますが,どーしようかなぁ 迷うなぁ

 

          

 

  またまた,閑話休題  

 

昨日,上野の東京藝大奏楽堂で「藝大モーニングコンサート」を聴きました 2016年度最後の公演プログラムは①ウォルトン「チェロ協奏曲」(チェロ独奏=藤原秀章),②プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番ト短調」(ピアノ独奏=蓑田莉奈)です

全自由席ですが,1階13列14番,センターブロック左から2つめを取りました.会場はほぼ満席です オケのメンバーが入場し配置に着きます.弦は左奥にコントラバス,前に左から第1ヴァイオリン,チェロ,ヴィオラ,第2ヴァイオリンという対向配置です.指揮者が高関健の時はこのシフトをとります

1曲目はイギリスの作曲家ウォルトン(1902-1983)の「チェロ協奏曲」です この曲はチェロ奏者のピアティゴルスキーの依頼で作曲され,1956年に完成しました.3つの楽章から成ります

チェロを独奏する藤原秀章は1994年山梨県アルプス市生まれで 藝大4年に在学中です.2015年に第13回東京音楽コンクール弦楽部門で第2位入賞を果たしています

全曲を通して,高関健+藝大フィルハーモニアのしっかりしたサポートのもと,チェロが良く鳴っていました 曲自体の印象は,第2楽章を中心にオーストリア出身の作曲家でアメリカに渡り映画音楽でも活躍したエーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルトの曲想に似ていると思いました これは,ヴォーン・ウィリアムズも映画音楽を作曲していたことに無関係ではないと思います

 

       

 

プログラム後半はプロコフィエフ(1891-1953)の「ピアノ協奏曲第2番ト短調」です この曲は作曲者が音楽院の学生だった22歳の時に作曲されたものです.奇しくもこの日演奏する藝大4年在学中の蓑田莉奈も22歳です 蓑田は1995年大阪府堺市の出身で,2012年に第66回全日本学生音楽コンクール東京大会で第1位となっています

深紅のステージ衣装の蓑田莉奈が高関健とともに登場し,ピアノに向かいます この曲は4つの楽章から成ります.第1楽章は静から動への移り変わりが鮮やかです 第2楽章はスピード感溢れる息つく間もない曲想です 第3楽章はピアノと管弦楽による緊張感に満ちた対話が面白く聴けます 第4楽章は劇的な開始に始まり堂々たるフィナーレで終結します

蓑田莉奈の演奏は 終始 集中力に満ちたもので,弛緩するところが全くありませんでした  それと,バックを支えた高関健+藝大フィルハーモニアの演奏が緊張感に満ちていて素晴らしかったです

この曲はミシェル・ベロフのピアノ,クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によるCD(1974年録音)で予習しておきました

 

       

 

       

 

  最後の,閑話休題  

 

昨日,上記モーニング・コンサートに先立って,2017年度モーニング・コンサートの全13枚セット券(13,000円)を購入しました 午前10時に前売り開始のため藝大奏楽堂チケット売り場に9時20分頃行きましたが,すでに列が出来ていました 建物の陰で日光の射さないことろに並んで新聞を読んで待ちましたが,販売開始を9時45分に繰り上げてくれたので早めに日光を浴びることが出来ました 13枚共通の整理番号は32番です.毎回良い席が取れそうです

 

       

 

なお,演奏曲目が内定したとのことで,チラシが配布されました まだ出演者は明らかになっていませんが,個人的にはサン=サーンスとベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第2番」とプーランク「2台のピアノのための協奏曲」に期待します

 

       

コメント
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