27日(木)。わが家に来てから今日で2157日目を迎え、香港警察は26日朝、民主派の立法会(議会)議員ら16人を暴動罪の容疑などで一斉逮捕したと複数の香港メディアが報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
背後で中国が操っているのは明らか 米中の共通点はトップが強権主義者という点
昨日、夕食に「チキンステーキ」を作りました 塩と黒コショウをまぶしてじっくり焼いて、酒、砂糖、醤油、オイスターソース、トマトケチャップのたれをかけます。目玉焼きとの相性がぴったりで とても美味しいです
昨日、池袋の東京芸術劇場コンサート―ホールで「芸劇ブランチコンサート 第26回『美しきラヴェルを聴く』」を聴きました プログラムはラヴェルの①亡き王女のためのパヴァーヌ」、②「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」、③「ピアノ三重奏曲イ短調」です 演奏はヴァイオリン=藤江扶紀、チェロ=岡本侑也、ピアノ=清水和音です
藤江扶桑は東京藝大、パリ国立高等音楽院大学院を修了。第80回日本音楽コンクール優勝。2018年1月トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のコンサートマスターに就任し現在に至る
岡本侑也は1994年生まれの26歳。第80回日本音楽コンクール第1位。2017年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位入賞など受賞多数。現在ミュンヘン音楽大学大学院に在籍中
清水和音は1981年、ロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門優勝
主催者側から再指定された自席は2階E列42番、右ブロック左端です
1曲目は「亡き王女のためのパヴァーヌ」です この曲はモーリス・ラヴェル(1875-1937)が1899年に作曲、1902年にパリで初演されたピアノ曲ですが、その後1910年に管弦楽曲用に編曲されました この日の演奏は清水和音のピアノ独奏でしたが、優雅でノーブルな雰囲気がよく出た演奏でした
ここで、清水がマイクを持ってトークに入ります この日 共演する藤江、岡本の両氏は8年前にNHKから声を掛けられて初めて会い、演奏に接したそうですが、当時高校生だった岡本は「チェロ界の藤井聡太」とでも言うべき素晴らしい演奏家で、とても高校生とは思えない巨匠のような演奏に驚いた、と語っていました
2曲目は「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」です この曲は1920年から22年にかけて作曲され、1922年にパリで初演されました 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「きわめて生き生きと」、第3楽章「レント(穏やかに)」、第4楽章「生き生きと、活気をもって」の4楽章からなります
白のロングドレスに金のラメをあしらった鮮やかな衣装の藤江と岡本が登場、さっそく演奏に入ります 第1楽章は緊張感に満ちた曲想ですが、ヴァイオリンとチェロのアンサンブルが見事です 第2楽章はピッツィカートを基調とする音楽で、内容的にはスケルツォですが、2人の丁々発止のやり取りが面白く聴けました 第3楽章は、まるで「君が代」変奏曲です メロディーがよく似ています。第4楽章はチェンバロンの演奏と音色を思い浮かべました 白熱の演奏でした
3曲目は「ピアノ三重奏曲イ短調」です この曲は1914年に作曲され、翌15年1月にパリで初演されました 第1楽章「中庸の速度で」、第2楽章「パントゥーム、きわめて生き生きと」、第3楽章「パッサカイユ、きわめて遅く」、第4楽章「フィナーレ:生き生きと速く」の4楽章から成ります
3人のソリストが登場し、さっそく演奏に入ります 第1楽章はラヴェル特有の独特な浮遊感を伴う幻想的な曲想です 第2楽章はエキゾチックな音楽が展開します 第3楽章はピアノの重低音から始まり、チェロがメロディーを紡いでいきます。そしてヴァイオリンが加わり荘重な三重奏が展開します 第4楽章は一転、明るい音楽で開始され、まるでモノラルの世界からカラーの世界が急に開けたような感覚を覚えます 色彩感溢れる素晴らしい演奏でした
【余話】第1楽章が始まってまもなくのことこです 1つ空けた隣席の人のお腹が「グーッ」と鳴りました 時間的には午前11時半過ぎです。すると、それに呼応するかのように私のお腹が「グビーッ」と鳴りました 演奏を差し置いて客席でデュオをやるつもりはなかったのですが、ブランチコンサートって、会場のそこかしこで 無名の音楽家による腹芸が繰り広げられているのではないか、と思って苦笑しました
演奏終了後、ロビーの臨時チケット売場で、12月と2月の「ブランチコンサート」のチケットを購入しました なお、10月14日のコンサートは6月17日に中止となった公演の振替公演なので手元にチケットがあります。当日、代わりの新たなチケットと引き換えることになります