人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

G.K.チェスタントン「知りすぎた男」を読む / 門馬直美「ベートーヴェン 巨匠への道」、中山七里「セイレーンの懺悔」、望月衣塑子・佐高信「なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか」他を買う

2020年08月15日 07時16分51秒 | 日記

15日(土)。昨日の朝日朝刊「ニュース3Q」コーナーに「ヒヒーン!地方競馬で脱走相次ぐ」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「大井競馬場(東京都品川区)から5月と6月、2頭の馬が相次いで脱走した こうした『放馬事故』は先月も岩手県の競馬場であり、この10年間に全国で19件。いずれも地方競馬で起きている 近くの国道で車と衝突し、運転していた男性らがけがをしたこともある 競馬事情に詳しい民俗学者の大月隆寛さんは『地方競馬に多いのは当然のこと』とみる 中央競馬の場合は、競走馬は基本的に全国2カ所のトレーニングセンターで調教を受け、レースのある週末に合わせて各競馬場に輸送される。これに対し、『地方競馬は競馬場と厩舎などが一体のことが多い。昔ながらの競馬場のあり方だったところに、周囲に住宅が増え都市化が進んだことで、普通の人たちの日常生活に馬がうっかり関わってしまいやすい状況ができた』。また、柵を押し倒して突破されるなど設備の老朽化や不備が原因とみられるケースも相次ぐ

これは人間が何とかしてあげないといけない問題です 馬に「脱走するな」と命令しても「馬耳東風」ですから

ということで、わが家に来てから今日で2145日目を迎え、トランプ米大統領は13日、大統領選で野党民主党の副大統領候補に選ばれたハリス上院議員について「急進的な左派として失敗したのに、フェイクニュースメディアは無条件に受け入れている」とツイッターで攻撃し、バイデン前大統領とのコンビが注目されていることに焦りをにじませた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     コロナ対応で後進的な右派を演じて失速したトランプも 無条件で受け入れてるよ

 

         

 

昨日、夕食に「鶏のから揚げ」と「キャベツの中華スープ」を作りました 唐揚げは娘も私も大好物なので2週間に1度は作っています 朝のうちに栗原はるみ先生のレシピにより「うまみ醤油」(生姜・ニンニク・削り節・醤油)を作って冷蔵庫で冷やしておきました これに鶏もも肉を漬けてから揚げるととても美味しく出来ます

 

     

 

         

 

G.K.チェスタントン著「知りすぎた男」(創元推理文庫)を読み終わりました 著者のG.K.チェスタントンは1874年イギリス生まれの作家、評論家で、1936年に没しています

 

     

 

この本は「標的の顔」「消えたプリンス」「少年の心」「底なしの井戸」「壁の穴」「釣師のこだわり」「一家の馬鹿息子」「彫像の復讐」の8つミステリーから成る連作短編集です

新進気鋭の記者ハロルド・マーチが財務大臣との面会に行く途中でホーン・フィッシャーに出会います フィッシャーは上流階級出身で、大物政治家ともつながりを持ち、才気に溢れていますが、「知りすぎているがゆえに何も知らない」という奇妙な苦悩を抱えています この二人が中心となって物語が展開します

「標的の顔」は、「下手くそぶりができるほどの射撃の名手」というのが殺人犯の決め手になるミステリーです

「消えたプリンス」は、英国支配下のアイルランドで、プリンスと呼ばれるアイルランド独立運動家を城に追い詰めた警官たちが射殺されたが、プリンスの姿は消えていたという事件の顛末を描いています

「少年の心」は、国王の叔父が預けた「パウロの1文銭」なる銀貨が、盗難不可能な状況下で盗まれる事件を描いています

「底なしの井戸」は、アラビア半島にある英軍駐屯地で、絶大な名声を誇る老将軍が毒殺された事件を解決する物語です

「壁の穴」は、ある公爵が氷が張った井戸に落ちて死んだが、なぜそこに井戸があると気が付かなかったのかという謎に挑むミステリーです

「釣師のこだわり」は、海運王が田舎屋敷で釣りをしている姿で絞殺されているのが見つかった事件を解決するミステリーです

「一家の馬鹿息子」は、フィッシャーが青年時代、国政選挙に出た時のことがマーチを相手に語られます

「彫像の復讐」は、閣僚たちが集う宿屋の庭で起きた、ブリタニア像による圧殺事件の謎を解きます

いずれも、イギリスの上流階級が舞台になっているので、イギリスの歴史などを良く知らないと気軽に楽しめないところがあります 翻訳なので、諺などが出てくると「注釈」が付されますが、それを含めて読まないとストーリーの面白さが分からないきらいがあります ただ、この作家は文体で読ませる人ではないか、その意味では、英語がスラスラ読める人は言語で読むと独特の文章を味わうことができるのではないかと思います

 

         

 

本を5冊買いました まだ手元に未読の本が数冊あるので”不要不急”のはずで、買うのが分かっていながら どうして書店に行くのか? たぶん病気だと思います

1冊目は門馬直美著「ベートーヴェン  巨匠への道」(講談社学術文庫)です 門馬直美氏といえば、かつて毎月購読していた「レコード芸術」でレコード評を書いていた有名なクラシック音楽評論家です この本は1987年に春秋社から「ザ・ベートーヴェン」として刊行されたものを今年8月に文庫化したものです 門馬氏の名前が懐かしくて手に取りました

 

     

 

2冊目は中山七里著「逃亡刑事」(PHP文芸文庫)です 中山七里の本は文庫化されるたびにこのブログでご紹介してきました 今回はどんなどんでん返しが待っているのか、とても楽しみです

 

     

 

3冊目は同じく中山七里著「セイレーンの懺悔」(小学館文庫)です どうやらマスコミ批判が展開されているようです

 

     

 

4冊目は道尾秀介著「満月の泥枕」(光文社文庫)です 道尾秀介の本も文庫化されるたびにご紹介してきました

 

     

 

5冊目は望月衣塑子+佐高信 共著「なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか」(講談社+α 新書)です    この本は首相官邸での記者会見で鋭い質問を連発し政権から恐れられている東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんと、現政権を怯むことなく批判する評論家の佐高信氏による日本のジャーナリズム告発の書です

 

     

 

いずれも、手元の本を読み終わり次第、随時読み進め、当ブログでご紹介していきます

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