人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

セバスティアン・ヴァグレ氏来日のなぜ? / ジェフリー・アーチャー著「まだ見ぬ敵はそこにいる」を読む / 原田マハ「常設展示室」、有吉佐和子「非色」、恩田陸「歩道橋シネマ」他を買う

2022年02月03日 07時20分14秒 | 日記

3日(木)。読売日響のホームページ(1日付)に「常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレがドイツから無事に来日しました。隔離措置を経て、リハーサルに臨み、2月19日と20日の2公演を指揮します」と書かれていました これを見て「あれっ?」と思いました 多くのコンサートやオペラ公演で来日できない外国人指揮者や演奏家が相次ぎ、代役を他立てて演奏をしている実情があるからです どういう理由でヴァイグレ氏は入国できたのでしょうか

外務省のホームーページにある「新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に関する係る措置について」を見ると、「オミクロン株対応の水際対策措置として、『特段の事情』がある場合を除いて、全ての国・地域からの外国人の新規入国の停止を、本年2月末までの間、継続します。詳しくは『特段の事情による入国について』をご覧ください」と書かれています そこで、法務省のホームページにある「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否について」の中にある「2.特段の事情について」を見ると、「次の(1)から(4)のいずれかに該当する場合には、特段の事情があるものとして上陸を許可します」として、(1)再入国許可(みなし再入国許可を含む。以下同じ)をもって再入国する外国人、(2)新規入国する外国人であって、次のいずれかに該当する者(省略)、(3)「外交」又は「公用」の在留資格を有する又は取得する者、(4)特に人道上、真に配慮すべき事情があるときや高い公益性があるときといった、個別の事情に応じて特段の事情が認められるものーと書かれています ヴァイグレ氏のケースはどれに該当するのか? もうお手上げです  「地下鉄はどこから入れるんでしょうねぇ」と同じくらい難しい謎解きです 果たして聖セバスティアンはどういうマジックを使って入国できたのでしょうか? どなたかご存じの方は「コメント」欄に投稿していただけると有難いです

ということで、わが家に来てから今日で2581日目を迎え、郵便局長らが業務で知り得た顧客の個人情報を政治活動に流用していた問題で、日本郵便は1日、局長110人を懲戒注意処分としたと発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     個人情報流用の見返りは 郵便局長のポストの安定か 議員に立候補する地固めか?

 

         

 

昨日は、夕食に「真鯛の塩焼き」「マグロの山掛け」「生野菜サラダ」「舞茸の味噌汁」を作りました 魚を食べなきゃ

 

     

 

      せ  つ  ぶ  ん 

 

手元の本が1冊のみとなったので、池袋のジュンク堂書店で8冊仕入れてきました

1冊目は原田マハ著「常設展示室」(新潮文庫)です 彼女の作品は「暗黒のゲルニカ」以来です

 

     

 

2冊目は有吉佐和子著「非色」(河出文庫)です ブレイディみかこさんも推薦する「名著」復活です

 

     

 

3冊目は恩田陸著「歩道橋シネマ」(新潮文庫)です 彼女の本はショパン・コンクールを題材にした「蜜蜂と遠雷」以来です

 

     

 

4冊目は松田青子著「おばちゃんたちのいるところ」(中公文庫)です タイトルが、子供たちが小さい時に読んであげたモーリス・センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」みたいで興味を持ちました

 

     

 

5冊目は蔭山克秀著「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」(角川ソフィア文庫)です この手の”お手軽本”はあまり好きではないのですが、内容の固い本は長続きしないので、イージーだとは思いつつ買いました

 

     

 

6冊目は池上彰 ✕ 佐藤優 著「真説  日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960」(講談社現代新書)です いつかは読まねば、と思っていた本です

 

     

 

7冊目は池上彰 ✕ 佐藤優 著「激動  日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972」(講談社現代新書)です 学生運動の総括はされているのか・・・そこに興味があります

 

     

     

8冊目は北村紗衣著「批評の教室 ー チョウのように読み、ハチのように書く」(ちくま新書)です これは新聞の書評欄に載っていて興味を持ちました

 

     

 

いずれも読み終わり次第、当ブログでご紹介していきます

 

         

 

ジェフリー・アーチャー著「まだ見ぬ敵はそこにいる」(ハーパーBOOKS)を読み終わりました ジェフリー・アーチャーはオックスフォード大学卒。1969年から下院議員を5年間務め、1976年に「百万ドルを取り返せ!」で作家デビューを果たし、92年に一代貴族に叙され貴族議員となる 「ケインとアベル」「クリフトン年代記」シリーズなどはすべてベストセラーとなり、世界97か国で刊行され、総発行部数は2億7500万部を超える

 

     

 

本書は「レンブラントを取り返せーロンドン警視庁美術骨董捜査班ー」(新潮文庫)の続編にあたる作品です

一流弁護士の父親の反対を押し切ってロンドン警視庁の警察官になったウィリアム・ウォーウィックは、警視長直属の麻薬取締独立捜査班に異動となり、特命を受ける それは、ロンドンを支配する悪名高き麻薬王、通称”ヴァイパー”の正体をつかみ逮捕することだった ウォーウィックが捜査に乗り出した矢先に捕まえた麻薬の売人は、ウィリアムの学生時代の旧友エイドリアン・ヒースだった ウォーリックはヒースから麻薬取引に関する情報提供を受ける代わりに海外に逃亡させるという司法取引を提案し、ヒースもそれに乗る 果たしてウォーリックは首尾よく麻薬王ヴァイパーを捕らえることが出来るのか

美術骨董捜査班のメンバーがそっくりそのまま麻薬取締独立捜査班にスライドするという、ちょっとゴリ押し的な設定ですが、警察側の登場人物がお馴染みの顔ぶれなのでストーリーを追いやすい利点があります 潜入捜査、裁判劇、謀略、殺人などが次々と展開し、息つく暇もありません 前作で登場した美術品の窃盗詐欺師マイルズ・フォークナーとその妻クリスティーナ・フォークナーも健在ですが、離婚間近の2人の騙し合いもスリリングです 前作同様、事態は二転三転し、ハラハラドキドキの連続ですが、例によって、最後の1行でこの物語は終わっていないことを告げられます 稀代のストーリー・テラーのジェフリー・アーチャーの作品に外れなし、と言っておきましょう 一日も早く続きを読みたいという感情を抑えることが出来ません

コメント (2)
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