12日(土)。読売日響から2022年度定期会員チケットが、会員証、特典CD引換券、チケットホルダー、読響2022年度ブックレットとともに届きました ブックレットは以前、思い思いに仮装した楽団員が紹介されていて楽しかったのですが、最近はなくなってしまい残念です 是非復活してほしいと思います これでチケットがまだ届かないのは東京シティ・フィルだけになりました
ということで、わが家に来てから今日で2590日目を迎え、北京冬季五輪でドーピング検査を管轄する国際検査機関は11日、フィギュア女子での15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)について、ドーピング検査で陽性だったが、北京五輪の参加継続が認められたとする声明を発表したことについて、国際オリンピック委員会はスポーツ仲裁裁判所へ異議を申し立てる方針である というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ドーピングが理由でロシアは国として五輪に参加できなかったのに まだ懲りない
昨日、夕食に「チキンステーキ」と「人参のスープ」を作りました チキンステーキは何回食べても飽きません
松田青子著「おばちゃんたちのいるところ」(中公文庫)を読み終わりました 松田青子は1979年兵庫県生まれ、同志社大学文学部英文学科卒。2013年にデビュー作「スタッキング可能」が三島由紀夫賞と野間文芸新人賞候補となる 19年に「女が死ぬ」がアメリカのシャーリイ・ジャクスン賞短編部門の最終候補になり、21年に「おばちゃんたちのいるところ」がレイ・ブラッドべり賞の候補となったのち、ファイアークラッカー賞、世界幻想文学大賞を受賞
この本は、タイトルがモーリス・センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」に似ているので、何となく面白そうだと思って買ったものです だから、まさか幽霊が主人公だとは思わず、読み始めてから気が付きました 「おばちゃんたちのいるところ」とは「幽霊のおばちゃんたちのいるところ」なわけです それも怖い幽霊ではなく、ユーモラスな幽霊です 失業中の男に牡丹灯篭を売りつけたり、子育てに悩むシングルマザーを助けたりと様々な幽霊が活躍します さらに幽霊候補をヘッドハントする謎の会社の社員も登場します
本書は17の短編から成りますが、例えば最初の「みがきをかける」は歌舞伎「娘道成寺」を、次の「牡丹柄の灯篭」は落語「牡丹灯篭」をモチーフにして物語を構成しています 落語や歌舞伎に詳しい人は一層面白く読めると思います
「私のスーパーパワー」は落語「四谷怪談」と「怪談市川堤」をモチーフに お岩とお紺を扱い、「2人の共通点は毒を盛られたり病にかかったりして、顔が醜くなり、幽霊となって自分を陥れた相手を呪うことだ」と書きます そして「『私』は幼い頃からアトピー性皮膚炎で顔がニキビだらけで友達から”怪物だ”と言われていたので、お岩さんやお紺さんは他人事とは思えない 中学・高校生になると、アトピーが悪化すると男子の波が引き、アトピーが落ち着くと男子の波が押し寄せてきた 女子も同じだった。その経験が人を観察する目を与えてくれた 観察眼は現在の生活エッセイストとしての仕事に役立っている。これは私のスーパーパワーである」と続けます。この話は、マイナスをプラスに転じさせるエピソードとして受け取ることができます
「お岩さん」ということでは、今住んでいるマンションの近くに都電の線路に沿って「お岩通り」という道路があるのですが、どうやら近くに「お岩さん」のお墓があるらしいのです ネットで調べてみたら「妙行寺」というお寺で、お岩さんが出てくる東海道四谷怪談を書いた鶴屋南北の墓もあることが分かりました 徒歩で5分もかからない近所なので、今度お墓参りにでも行ってみようと思います お供え物は何がよいでしょう? お皿10枚セットとかどうでしょうか? えっそれは番町皿屋敷のお菊さんだろうって? そうでした。岩と菊ではジャンルが違いますね 2月14日が近いのでGODIVAのチョコレートにします