人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ゲルギエフ氏、ウィーン・フィルの米国コンサートツアーから降板 ~ ロシア・プーチン大統領と親しいことが原因 / ミューザ川崎「モーツァルト・マチネ2022‐2023」の5回セット券を取る

2022年02月27日 07時14分19秒 | 日記

27日(日)。わが家に来てから今日で2605日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は中国の習近平国家主席と電話で会談し、「アメリカとNATOはロシアの懸念を無視し、何度も約束に背いた」などと主張、これに対し習首席は「冷戦思考を捨て持続可能なヨーロッパの安全保障の枠組みを形成すべきだ」とロシアの立場に理解を示した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     理解を示しておかないと 将来の台湾への侵攻を正当化できなくなるからだろうな

 

         

 

ロシアのウクライナ侵攻に関連して、AP通信は次のように伝えました

「ニューヨークのカーネギーホールとフロリダ州ネイプルズで25日から計5回の米ツアーを行うウィーン・フィルで指揮を執る予定だったロシア出身のワレリー・ゲルギエフ氏(68)が降板することになった カーネギーホール側が明らかにしたもので、『最近の世界情勢によるもの』と理由を説明している ロシアによるウクライナ侵攻の影響であることは明白で、ゲルギエフ氏がプーチン大統領と親しい関係にあることからコンサート直前で、指揮者がカナダ出身のヤニック・ネゼ=セガン氏(46)に交代することになった この判断がゲルギエフ氏によるものなのか、楽団側か、カーネギーホール側によるものなのかは非公表。また、ゲルギエフ氏は3月5日にミラノのスカラ座で指揮を執ることになっているが、ミラノのジュゼッペ・サーラ市長は同氏に対して『侵攻に対して平和的解決を求める見解を明らかにするように。さもなければ、指揮は認めない』とする書簡をすでに送付している

また、米紙ニューヨーク・タイムズは次のように報道しました

「ゲルギエフ氏はプーチン大統領の30年来の友人。再三にわたって支持を表明してきた。2012年には大統領選のテレビ広告に出演していた

MCSヤング・アーティスツは次のように伝えています

「ミュンヘン・フィルは、ゲルギエフ氏が2月28日までにプーチンの軍事進攻を非難しない場合は、首席指揮者の契約を解除すると警告した

まさか、プーチン・ロシアのウクライナ侵攻がクラシック音楽界まで直接的な影響を及ぼすとは思いもしませんでした

ワレリー・ゲルギエフ(1953年・ロシア生まれ)はレニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)でイリヤ・ムーシンに師事し指揮法を学び、同院在学中にカラヤン指揮者コンクール第2位、全ソ指揮者コンクール第1位の栄誉に輝いています 1977年にレニングラード音楽院を卒業し、テミルカーノフの助手としてキーロフ劇場(現マリインスキー劇場)の指揮者となり、1988年同劇場の芸術監督に就任しました 彼は同劇場を世界的な地位へ引き上げるとともに、アンナ・ネトレプコら新人歌手を発掘したことでも知られています

日本にはマリインスキー劇場管弦楽団、ロッテルダム・フィル、ウィーン・フィル、ロンドン響を率いてしばしば来演しています また、N響、読響、都響、日本フィル、東響などの在京オケをはじめ、バーンスタインが創設したPMFオーケストラを指揮しています

彼の指揮の特徴はタクトを持たず、両手の微妙な動きで音を紡ぎ出すところですが、時に極端に短い指揮棒で指揮を執ることもあります

ゲルギエフ氏はコンサートなどを通じて国際平和を訴えたりする機会が多かっただけに、今回の同氏を巡る動きは残念です

今回の件は、直接ゲルギエフ氏に何かの罪があるわけではありませんが、旧来の友だちが悪かったということでしょう 友だちは選ばなければなりませんね ただ、まだプーチン大統領にウクライナから軍隊を引き揚げるべきだと進言するチャンスは残されています。ゲルギエフ氏の今後の動向が注目されます

 

     

     ワレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン響によるプロコフィエフ「交響曲全集」のCD

 

         

 

ミューザ川崎「モーツァルト・マチネ2022‐2023」の5回セット券を取りました 実は、ミューザの会員優先販売が1月上旬に始まっていたのを見逃してしまい、一般発売日も過ぎてしまいました もはや1階席や2階センターは残っていません。何のためにミューザの会員になったのか、と反省しきりです

 

     

 

新シーズンで一番の楽しみは9月3日(土)の小菅優の弾きぶりによるモーツアルト「ピアノ協奏曲第13番」とメンデルスゾーン「ピアノと弦楽のための協奏曲」です 私にとって最高の組み合わせプログラムです

 

     

コメント
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