24日(土)。新国立劇場オペラ研修所修了公演「コジ・フアン・トゥッテ」のチケットを取りました 同公演は2月17日、18日、19日の3日間、新国立劇場 中劇場で上演されますが、他のコンサートの日程の都合で18日(土)14時開演のチケットを取りました 同研修所からは何人もの歌手たちがプロとして巣立っていき、内外で活躍しています 若手の歌手たちの歌を聴くのはとても楽しみです
東京フィルから一昨日、やっと来年1月から始まる新シーズンのチケットが届きました 先日のブログに書いた通り、1月27日(金)19時から同フィル「第1回 定期演奏会」があるのに、何をとち狂ったか同じ時間帯の都民芸術フェスティバル参加「読響コンサート」のチケットを取ってしまいました 仕方ないので東京フィルの公演を1月29日(日)15時からオーチャードホールでの公演に振り替えました
ということで、わが家に来てから今日で2903日目を迎え、ジョー・バイデン政権は22日、金正恩総書記率いる北朝鮮がロシア民間軍事会社「ワグネル」に武器を売却したことを確認したと発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
これで金ちゃんは バイデンちゃんに相手にしてもらえなくなったな 自業自得だね
昨日、夕食に「麻婆茄子」「生野菜とアボカドとヒジキのサラダ」「大根の味噌汁」を作りました 久しぶりの麻婆茄子でしたが美味しかったです
小野寺史宣著「まち」(祥伝社文庫)を読み終わりました 小野寺史宣(おのでら ふみのり)は千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」でオール読物新人賞、2008年「ROCKER」でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞 「ひと」が2019年本屋大賞第2位となり、累計36万部のベストセラーになった
主人公の江藤舜一は、尾瀬ヶ原が広がる群馬県利根郡片品村で歩荷(ぼっか:荷運び)をしていた祖父に育てられた 高3の春、後を継ぎたいと相談したが、祖父は意外にも「東京に出ろ。よその世界を知れ。知って人と交われ」と言う 舜一は高校卒業とともに上京し、コンビニや引っ越しの日雇いアルバイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで4年になる かつて故郷で宿屋を営んでいた両親は、小学3年生の時に火事で亡くなった 2人は自分を助けようとして亡くなったのではないか、という思いがずっと消えずにいた 以前アルバイトをしていたコンビニの仲間や、今の引っ越しのアルバイト仲間と他愛のない話をしたり、アパートの隣の母娘に頼まれて虫の退治をしたり、周囲の人たちと馴染みつつあった そんなある日、突然祖父が東京にやってきた。一緒に食事をしたり河川敷を散歩したりして2晩泊って帰っていった 「人を守れる人間になれ」と言う言葉が頭に残った。その祖父は翌年、突然、膵臓癌で亡くなった 余命宣告を受けていたらしいが、東京に来た時、舜一には言わなかった。余計な心配をかけてはいけないという祖父の心遣いがあった 舜一は「人を守れる人間になりたい」と思い、消防士になる試験を受けることを決意する
この小説は、田舎から出てきた素朴な青年が、下町で一人暮らしをしながら、アルバイトの仲間たちやアパートの住人たちとの触れ合いを通して、優しく、時には強く、成長していく姿を描いた作品です とくに大きな事件が起こるわけでもなく、淡々と舜一の日常生活が描かれていきますが、何気ない会話の中に著者の優しさが垣間見られます
ところで、舜一と隣家の母娘が砂町銀座を散歩する場面があり、3人が「おかずの田野倉」という総菜屋でコロッケを買うのですが、この店は前作「ひと」の舞台になったお店です
近所の高校生と河川敷をランニングするシーンでは、東京の景色について舜一に次のように語らせています
「方角が変われば、景色も変わる。いつも不思議に思う。でもやはりそうなのだ。東京は特にそう。なれない場所で同じ道を反対から歩いてくると、その道だと気づかなかったりする 目に入ってくるものが多すぎて、目標物をはっきりこれと定められないからだろう でもそれで景色が変わってくれるなら、楽しめる」
これは東京に限らず言えることだと思います 「行きと帰りと景色が違う」というのは、よく考えたら当たり前のことですが、分かっていながら道に迷うのは私だけでしょうか