人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

日経「今年の収穫 音楽」を読んで思うこと / ピル・カムソン監督「人質 韓国トップスター誘拐事件」を観る ~ 韓国の俳優ファン・ジョンミンが実名役で登場するサスペンス

2022年12月29日 07時04分25秒 | 日記

29日(木)。昨日は、レンジフードの油汚れを落として、ガラス窓・戸を拭き掃除しました いつも「大掃除は夏の暑い時にやれば効率がいいんだよな」とか言いながら、「めんどくさいなぁ、やっぱ年末にしよう」となって、今年もその轍を踏みました 我ながら優柔不断というか日和見主義というか前例踏襲というか意志薄弱というか、情けないです

ところで、一昨日の日経夕刊 文化欄に「今年の収穫  音楽」が掲載されていました 「クラシック」では3人の評論家が印象に残った公演ベスト3を選んでいます

江藤光紀氏(クラシック)は①サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団(10月6日、サントリーホール)、②ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団(11月26日、サントリーホール)、③松田華音(9月17日、彩の国さいたま芸術劇場)を挙げています 私はこのうち②を聴いていますが、プログラムは①シューマン「マンフレッド序曲」、②同「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:ヴァイトハース)、③ベートーヴェン「交響曲第2番」でした 江藤氏は「じっくり信頼関係を築いてきたノット&東響の以心伝心ぶりに手ごたえを感じた」と評しています   よく「ノットは現代曲」がいいと言われますが、私はベートーヴェンが断然いいと思います 数年前に聴いた第5番は今まで聴いた中で一番素晴らしい「運命」だと思いました

山崎浩太郎氏(オペラ)は①「フィガロの結婚」(8月、まつもと市民芸術館)、②大野和士指揮「ボリス・ゴドゥノフ」(11月、新国立劇場)、③濱田芳通指揮「ジュリオ・チェーザレ」(3月、川口総合文化センター・リリア)を挙げています 山崎氏は①について「海外からの歌手と演出に、新鋭沖澤のどか指揮のオーケストラを合わせて、総合点の高さで群を抜いていた」と評しています。②は私も鑑賞しましたが、山崎氏は「ショッキングな演出が、オペラの無限の可能性を再認識させてくれた ウクライナでの戦争が原因で主役歌手が交代し、画竜点睛を欠いたのが残念」と評しています 私は、ウクライナ戦争があったからこその演出だったと思います

小石かつら氏(クラシック・関西)は①鈴木秀美指揮神戸室内管弦楽団(6月、いずみホール)、②準・メルクル指揮京都市交響楽団(8月、京都コンサートホール)、③関西歌劇団「偽の女庭師」(9月、メイシアター)を挙げています ①について小石氏は「バッハを根幹に据えつつ、モーツアルト『ジュピター』とベートーヴェン『運命』を『体感』する仕掛け 時代の変化と作曲家同士の尊敬を肌で感じ、アンサンブルから湧きあがる響きに驚愕した」と評しています

リード記事にあるように、「2022年はコロナ禍で途絶えていた海外アーティストの来日が本格的に再開した」1年でした 私にとってはどんな1年だったのか、12月31日のブログで振り返ってみたいと思っています

ということで、わが家に来てから今日で2908日目を迎え、ジャニーズ事務所や関連会社2社が2022年までの5年間に約9千万円のお年玉を払い、それぞれ「交際費」として税務申告していたことに対し、東京国税局が事務所の藤尾ジュリー景子社長の個人的支出に当たるとして、事務所側に所得税の源泉徴収漏れを指摘していたことが27日、関係者への取材で分かった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     年間1800万円ものお年玉を出せるは藤尾ジュリー景子社長は 相当儲けているな

 

         

 

昨日、夕食に「鶏の唐揚げ」を作りました いつもは隔週金曜日に作っていますが、金曜日は別のメニューが決まっているので、急きょ前倒ししました 唐揚げにはサッポロCLASSICです

 

     

 

         

 

新文芸坐でピル・カムソン監督による2021年製作韓国映画「人質  韓国トップスター誘拐事件」(94分)を観ました

記者会見から帰宅の途についた国民的スター俳優ファン・ジョンミン(実名・本人)が、ひと気のない路地で何者かに連れ去られた 警察や関係者は必至で行方を捜すが、証拠も目撃情報もない 一方、パイプ椅子に縛り付けられた状態で意識を取り戻したファン・ジョンミンは、自分が身代金目的で誘拐されたことを知る まるでゲームのように犯行を楽しむ若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件の犯人だった ファン・ジョンミンは唯一の武器である卓越した演技力で犯人たちに対峙する

 

     

 

残念ながら私は”国民的スター俳優”ファン・ジョンミンを知りません 知っていればもっと面白く観ることができたと思います この映画を観ていて「おやっ?」と思ったのは、犯人グループが全員、顔を晒して人質を相手にしていることです 映画の中ではファン・ジョンミンがもう一人の人質に「彼らが顔を見せているのは、よほど逃げ切る自信があるのか、あるいは身代金を奪った後に我々を殺すつもりでいるかのどちらかだ」と言いますが、どうも説得力に欠けるように思います ただ、それを除けばストーリーにしても登場人物の演技にしてもリアリティーがあり、先がどうなるか全く読めないサスペンスとして楽しめました

コメント
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