人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

オリヴィア・ニューマン監督「ザリガニの鳴くところ」を観る ~ 早稲田松竹 / 「喫茶店で携帯電話、気になりますか?」 ~ 朝日新聞のアンケート調査から

2023年01月24日 07時02分48秒 | 日記

24日(火)。21日付の朝日新聞別冊「be」の「between  読者とつくる」コーナーで、「喫茶店で携帯電話、気になりますか?」を取り上げていました これは be モニターを対象に行ったアンケート調査(回答者は2385人)で、「はい」が72%、「いいえ」が28%という結果になっています 「はい」の理由は「電話する所ではない」が1245人と最も多く、以下「静かな環境が損なわれる」が1165人、「独り言を聞いているような違和感」が515人、「読書などに集中できない」が284人でした 「どう対応したか?」については、「通話が終わるまで我慢」が最も多く1236人、「店の人に頼み通話をやめてもらう」が419人、「自分が店を出る」が406人でした

一方、「いいえ」の理由は「店内の客同士の会話と変わらない」が439人と最も多く、「店のルール内なら個人の自由」が273人、「電話で話す事情があると思う」が262人、「自分も時々する」が53人でした(以上、複数回答4位まで)

私の場合は、喫茶店に行くのは新聞か本を読むためなので、答えるとすれば「はい(気になる)」で、理由は「読書などに集中できない」となります 携帯電話に限らず「喫茶店の利用について」と広く解釈すると、「会話をしてもいいから、大声で話すのはやめてほしい」ということです また、先日 イヤホンなしでラジオを聴いている年寄りを見かけましたが、大きな迷惑です イヤホンが買えないほどの金欠なのか?と疑問に思いました また、他の客が近くにいるのに極めてプライベートな話を大っぴらに話すのはやめてほしいと思います

昨夏のことです 池袋の喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、隣席に若いカップルが座りました 女性が「これを読んで最後にサインして! 私は肉体的にも精神的にも苦しんだし、家族も苦しんだんだからね 負担してほしいのはそこに書いてある金額だから」と言います 男性は「わかってる。でも家賃も払わなきゃならないし、一括は無理なんで分割で払いたいと思ってる」と言います こちらは聞きたくもない話ですが、すぐ近くで話しているので聞こえてしまうのです 話の筋からすると、女性は男性に堕胎費用の支払いに関する誓約書にサインするよう求めているのです 皆さん、どう思われますか? こういう話、喫茶店でしますか? あんたらアホか という話です 私はこれほど非常識なバカップルを見たことがありません あの二人は今頃どこでどうしているだろうか?・・・彼は分割払いを終えて一息ついているだろうか? 彼女はもっとましな男をつかまえてうまくやっているだろうか・・・考えると夜も眠れません。ウソですけど

ということで、わが家に来てから今日で2934日目を迎え、自民党と立憲民主党の参議院・国対委員長会談が23日に行われ、自民党は去年の参院選に当選してから1度も登院していないNHK党のガーシー参院議員に対し、「懲罰動議も含めて検討したい」と提案した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     何のために議員になったのか非常に疑問だ  こんなやつに歳費を払う必要ないだろ!

 

         

 

昨日の夕食は「サーロインステーキ」を焼きました 娘は相変わらず朝3時半に起きて4時半には家を出て、5時から仕事にかかります 帰ってくるのは午後5時頃です。とにかく体力を付けないと身体が持たないので、どうしても肉類が多くなりがちです

 

     

     

         

 

早稲田松竹でオリヴィア・ニューマン監督による2022年製作アメリカ映画「ザリガニの鳴くところ」(125分)を観ました

物語の舞台は1950年代のノースカロライナ州。湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された 犯人として疑われたのは、「ザリガニの鳴くところ」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)だった 彼女は6歳の時に両親に棄てられて以来、学校へも通わず湿地の自然から生きる術を学び、たった一人で生き抜いてきた そんなカイアにとって唯一の友人がテイト・ウォーカー(テイラー・ジョン・スミス)だった カイアはテイトから文字の読み書きや計算を教わった。一緒に過ごす中で、いつしか2人の間には恋心が芽生えていた ところが、テイトは大学に進学するために都会へ行くことになった 年に1度は会いに来ると約束したテイトだったが、彼が湿地帯の彼女のもとに姿を見せることはなかった それから数年が経過した1965年、19歳になったカイアは近くの街で暮らす青年チェイス(ハリス・ディキンソン)と恋に落ちる 2人は結婚の約束をするが、ほどなくして、カイアはチェイスが別の女性と婚約していることを知ってしまう 激怒したカイアはチェイスと別れることにする。ちょうどその頃、テイトが大学を卒業して故郷に帰って来た。テイトはカイアに約束を破ったことを謝罪し、もう一度やり直したいと伝えたが、カイアは許す気になれなかった 別れを告げられた後も、チェイスは執拗にカイアに付きまとっていた。そして、ついに暴力的手段に打って出てきたが、カイアはかろうじて難を逃れる それからしばらくして、チェイスの死体が発見された 地元警察の捜査の結果、チェイスが前日まで着けていたネックレスがなくなっていることが判明する。それ以外に目ぼしい手掛かりは出てこなかった それにも関わらず、警察は事件当日に町の外にいたカイアを殺人容疑で告発したのだった カイアの弁護士トム(デヴィッド・ストラザーン)は法廷で検察側の告発に一つ一つ反論し、陪審員に対し偏見や差別意識を排し事実だけに基づいて有罪・無罪を判断してほしいと訴える

 

     

 

この作品は、全世界で1500万部を売り上げたアメリカ出身の動物学者・小説家のディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化したものです

この映画は、裁判での弁護士トムの熱弁が見どころです 「学校にも行かず、他人と交流することもなく湿地帯で一人で生きている人間は何をしでかすか分からない」という偏見や差別を持たないで、証拠の有無、事実はどうだったかだけを判断基準にして有罪か無罪かを判断してほしい、と陪審員に訴えます その結果、陪審員はカイアの無罪を言い渡します

「終わり良ければすべて良し」かもしれません しかし、それでは一体だれがチェイスを殺したのか?  この映画を観る限り、他に考えられるのはカイアに「チェイスは悪い奴だ。付き合うのはやめた方がいい」とアドヴァイスをしたテイトぐらいしか考えられません しかし、彼の性格からすると、殺すところまではいかないのではないかと思います ただ、この映画の主眼は「犯人捜し」ではなく、「人を偏見や差別意識で見てはいけない」ということなので、あやふやのままにしているのでしょう

ところで、この映画ではテイトと彼の父親がボートの上で会話している時に、ラジオからプッチーニの歌劇「トスカ」第2幕のアリア「歌に生き、恋に生き」が流れてきました 歌声からマリア・カラスではないかと思いましたが、実際にはどうだったのか不明です また、なぜ監督があの有名なアリアをあのシーンで流したのか・・・謎です

 

     

コメント
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