人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

偏見 ~ メゾソプラノ脇園彩さんに関する記事を読んで思ったこと

2023年04月30日 06時53分53秒 | 日記

30日(日)。月末を迎えたので、4月における3つの目標の達成状況をご報告します ①クラシック・コンサート=13回、②映画鑑賞=13本、③読書=2冊でした ①はこのほか、新日本フィルの公開リハーサルを見学しました

豊島区役所から6回目の「新型コロナウイルスワクチン接種券」が届いていたので、5月中旬の3日連続でコンサートのない日を選んで予約を入れました。もう6回目か、という感じです

ということで、わが家に来てから今日で3029日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は28日、国家反逆罪の最高刑を従来の懲役20年から終身刑に引き上げる改正刑法に署名した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     国民を騙すのが国家反逆罪なら 改正刑法の最初の適用者はプーチン大統領だろう!

 

         

 

先日の朝日新聞夕刊にメゾソプラノ歌手・脇園彩さんの記事が載っていました 脇園さんが新譜「Amore~アモーレ」を出したタイミングで、同社の吉田純子編集委員がインタビューしたものです 吉田さんは「矛盾をはらむ人間性の全てを、声ひとつで表現し抜く。コロナ禍の思索を経て得た、そんな純度の高い意志に貫かれている」と評しています

私が最初に脇園彩さんの存在を知ったのは2019年5月にモーツアルト「ドン・ジョバンニ」ドンナ・エルヴィーラを歌って新国立オペラ・デビューを果たした時です 「この人は、これから伸びる」と思いました その後、新国立オペラでは2020年2月にロッシーニ「セヴィリアの理髪師」ロジーナ、2021年2月にモーツアルト「フィガロの結婚」ケルヴィーノ、同年10月にロッシーニ「チェネレントラ」タイトルロールを歌い、すっかり人気者になりました もちろん彼女は、世界中のオペラハウスで得意のモーツアルト、ロッシーニをはじめ幅広いレパートリーを歌っています

脇園彩さんで思い出したことがあります ある時、ある人と日本人歌手の実力について話題になった時、私は「今の日本人歌手は昔と違って実力のある人が揃ってきている たとえば脇園彩さんとか、森谷真理さんなどは世界に通用する歌唱力と表現力を兼ね備えている」と言ったのですが、その人は「でも、どう努力したって欧米の歌手には敵いませんよね。第一、身体の作りからして違うし」と言うのです その人は2人の歌を聴いたことがないばかりか、2人の名前さえ知らないのです それで「どう努力したって欧米の歌手には敵わない」と決めつけるのです こういうのを世間では「偏見」と言います 私には、自分の耳で聴いたことのない人の歌唱について「日本人はどんなに頑張ったって欧米人には敵わない」と決めつけることは出来ません その時 私は、偏見でしか物事を捉えることができない人とは話ができないな、と思いました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする