【KEIRINグランプリ2024】優勝すれば歴史塗り替える!

2024年12月12日 05時26分22秒 | 未来予測研究会の掲示板

 古性優作ただひとりが挑戦できる「年間獲得賞金歴代記録」

2024/12/11(水) 12:00  0  26

KEIRINグランプリを優勝すると、優勝選手がその年の賞金王に輝くことが多い。それは一発勝負でありながら超高額の優勝賞金が設定されているからである。今回はグランプリの「賞金」について紐解き、今年期待される記録について紹介する。(構成:netkeirin編集部)

時代とともに高額化してきたグランプリ優勝賞金

 第1回KEIRINグランプリは“ミスター競輪”こと中野浩一氏が優勝。当時の優勝初金は副賞込みで1,000万円であった。その後も優勝賞金の増額は続き、小野俊之が優勝した2004年のグランプリで初の大台「1億円」の賞金設定がなされた。

 それから20年、今年2024年の優勝賞金は1億3300万円である。最も優勝賞金の高いGI「日本選手権競輪」の優勝賞金も8200万円であり、比較しても5000万円以上の差額がある。いかにKEIRINグランプリが特別な開催であり、格式高い存在かが表されていることだろう。

 

初代チャンピオンは“ミスター競輪”中野浩一氏(撮影: 竹井俊晴)

 

年間獲得賞金3億円越えは脇本雄太ただひとり

 毎年グランプリを前に“見どころ”として紹介されるのが「各種記録関係」だろう。

今年のグランプリではどんな記録が期待できるのかを考察したい。初出場初優勝に挑戦できるのは今年ならば北井佑季岩本俊介になる。連覇に挑戦できる選手は不在。

 最多出場回数は神山雄一郎の持つ16回が歴代最多で、14回目の出場となる平原康多も迫ってきている。

また歴代最多優勝はnetkeirinでグレードレースの解説コラムを連載中の山田裕仁氏、“鬼脚”こと井上茂徳氏の3回であり、今年更新の目はない。

今年のメンバーで優勝経験があるのは古性優作脇本雄太であり、いずれの選手も優勝回数は1回だ。

 そんな中、古性優作が大きな記録更新の可能性を秘めている。「年間獲得賞金額の歴代記録」だ。ひとまず各年の賞金王のランキングトップ10を下記の表にてご参考いただこう。

順位 選手名 獲得賞金額
1位 2022 脇本雄太 305,842,300円
2位 2018 三谷竜生 255,313,000円
3位 2023 松浦悠士 252,707,900円
4位 2002 山田裕仁 244,348,500円
5位 2010 村上博幸 237,938,200円
6位 2016 村上義弘 229,204,000円
7位 1997 神山雄一郎 228,571,400円
8位 2009 海老根恵太 224,791,000円
9位 2014 武田豊樹 220,921,000円
10位 2003 山田裕仁 215,344,600円

 歴代1位は唯一の3億円越えである2022年の脇本雄太。この年は日本選手権競輪オールスター競輪KEIRINグランプリで優勝の完全無双。しかし、全日本選抜、高松宮記念杯、サマーナイトフェスティバルに出場せずでの3億超えにつき、脇本のこの記録の恐ろしさは図りしれない。

 

年間獲得賞金額の歴代1位は唯一3億オーバーを記録している脇本雄太(撮影:北山宏一)

 

 だが、このとてつもない記録を超える可能性を秘めているのが古性優作だ。今年オールスター競輪と寛仁親王牌を優勝し、競輪祭以外のGI、GIIではすべて決勝に乗り込んでおり、安定感抜群というよりは異次元の活躍といった方が適切だろう。

 12月4日時点での獲得賞金額は2億4306万2596円。今年のグランプリの賞金は1億3300万円であるから、古性が優勝すれば脇本の記録を大きく超えることに。しかも開催地の静岡競輪では2021年に初出場初優勝を決めている。1レースで獲得できる賞金としてギネスブックにも載っているKEIRINグランプリ。ここで勝って歴史を塗り替えることができるのか、ここは注目をしておきたい。

 

古性優作ただひとりが大記録への挑戦資格がある状況だ(撮影:北山宏一)

 

 なお、netkeirinでは開催年順に歴代優勝者をまとめて紹介している。こちらも合わせてチェックいただき、2024年に誰の名前が刻まれるのか思いを馳せて欲しい。

 

 

注目しますか?

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