海軍の飛行部隊・芙蓉部隊の隊長だった美濃部正さんは、特攻作戦に公然と反対した指揮官だった。
「十死零生」の作戦は採るべきではないとい信念を持っていた。
「フィリピン戦で証明済みの効果がない、非情の特攻作戦。これで勝算があるというのか?」
問題点は?
指揮下部隊の能力、訓練も無視している。
練習機までつぎ込んだ、戦略、戦術の幼稚な猪突でほんとうに勝てると思っているのか?
若い搭乗員に死を強要するならまず自分たち(幕僚、指揮官、飛行隊長)が先頭に立って死んでいくべきだ。
たとえ戦時下といえども他人に生の確立ゼロの作戦を強要する権利はない。
結局、芙蓉部隊は特攻編成から外され、夜襲部隊としても菊水作戦に参加した。
特攻隊作戦を進めた参謀や指揮官、司令部に対し、美濃部さんはすさまじい怒りを手記に書いている。
「美濃部部隊長は我々にとって神のような存在です」とかつての部下たちは語っている。
「戦争に行きたくない」「利己的個人主義がここまでまん延したのは戦後教育のせいだろうが、非常に残念だ」とネットで発信した自民党の武藤貴也衆議院議員(36)の倒錯した論理。
美濃部さんは説く「真の敵」は今も私たちの目の前にいるのである。
その言葉を武藤議員に「そのまま差し上げたいと思う」ノンフィクション作家・保坂正康さん
「十死零生」の作戦は採るべきではないとい信念を持っていた。
「フィリピン戦で証明済みの効果がない、非情の特攻作戦。これで勝算があるというのか?」
問題点は?
指揮下部隊の能力、訓練も無視している。
練習機までつぎ込んだ、戦略、戦術の幼稚な猪突でほんとうに勝てると思っているのか?
若い搭乗員に死を強要するならまず自分たち(幕僚、指揮官、飛行隊長)が先頭に立って死んでいくべきだ。
たとえ戦時下といえども他人に生の確立ゼロの作戦を強要する権利はない。
結局、芙蓉部隊は特攻編成から外され、夜襲部隊としても菊水作戦に参加した。
特攻隊作戦を進めた参謀や指揮官、司令部に対し、美濃部さんはすさまじい怒りを手記に書いている。
「美濃部部隊長は我々にとって神のような存在です」とかつての部下たちは語っている。
「戦争に行きたくない」「利己的個人主義がここまでまん延したのは戦後教育のせいだろうが、非常に残念だ」とネットで発信した自民党の武藤貴也衆議院議員(36)の倒錯した論理。
美濃部さんは説く「真の敵」は今も私たちの目の前にいるのである。
その言葉を武藤議員に「そのまま差し上げたいと思う」ノンフィクション作家・保坂正康さん
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