オーディオブックで読(聴)了。
第一次世界大戦の頃からの世界の戦争について、とてもわかりやすく理解することができた。
日本の東アジア内でのこの難しい状況(国内世論も含め)を引き起こしているのは「日本人が自分たち自身で戦争の反省を徹底的に行わなかったからだ」というのにとても納得。
右のヒトも左のヒトも上も下も、自分たち自身で東京裁判的なことをやっていたら、戦後75年の今の風景はもっと違っていたはず。
そして、いま世界で起こっている戦争や紛争についても広く解説があり、とてもよく理解できた。
池上さんはわかりやすい事を大切にしていると思う。
殆どの紛争は「ニュースでみたことある」ということばかりだが、そのつながりについては、解説してもらうまでわからなかった。
この本のレベルの理解が日本人の一般的理解となったら、これまた、今の空気の色は違うだろう。
鍵は教育かな。