ボルト ナットの種類には大きく分けてミリネジとインチネジがある。
このインチネジの中でも、米インチと英インチがある。
さらに面倒な事に英インチの中には、
BSW(ブリテッシュ、ウイットウォース) ネジ山角度55度粗目
BSF (ブリティッシュスタンダードファイン) ネジ山角度55度並目の分類
BSC ネジ山角度60度、基本ピッチ26TPI (threads per inch) 細目ねじ がある。
ネジの専門家では無いので、間違ってたらすみません^^;
今再生しているTriumphT120には三種類の英インチが使われてるので面倒くさい。
下の写真は粗目の方が BSW 5/16-18 (1インチの中にねじ山18)
細目の方は BSC 5/16-26 (1インチの中にねじ山26)
こんな変なネジがあったりする。
そのおかげで工房には、ミリ 英インチ BSW BSF BSCのタップ、ダイスを揃えてある。
ただBSCねじをメッキに出すと回りが渋くなってしまう。
今回のレストアではオーナーさんの了承もあり、ミリネジで対応できる個所はミリネジでも構わないとの事。
英車の先生たちには怒られそうだが、ミリでもOKなところは交換していく予定。
ミッションは8割がた完成だろうか。
なかなか手強かった~^^;
クロームメッキも素晴らしく厚いメッキなので、キックアームシャフトの穴とかは通らなくなってしまう。
リューターに研磨剤をつけて削っていき取り付ける。
チェンジレバーのスプラインも通らないのでヤスリで削って仕上ないとならない。
まだまだ~。