オーナーさんが乗って来られた時に「センタースタンドを上げると何処からか異音がする。」と言う。
実際にスタンドを上げてみるとコトンコトンと音がする。
何処か当たってる?と思いリヤホイールを揺すると、スラスト方向にガタが出てる。
スタンドを上げた時ホイールがどちらかに寄って音が出るらしい。
その場で締められるところを締めてみたが、緩んでる事は無くリヤホイールを外さないと原因がわからない。
バイクは置いて行ってもらい工房の代車(原付スクーター)で帰って頂く^^;
リヤホイールを外す。
簡単に見えて結構面倒くさい。
シャフトを引くとスラスト方向に4~5mm位のガタが出てる。
手に持ってる物がベアリングを奥まで挿入していく物。
簡単に図を描いてみた。
簡単に言うと自転車みたいな感じ?^^;
今回は(ガタ)の部分に隙間が出来ていた。
ハブに挿入された(ベアリングA)は(ベアリング寄せ)によって奥まで送った状態で固定される。
(ベアリングB)は入れたままの状態だが、シャフトに切られたネジ部分を(ねじ込みナット)と
(ディスタンスピース)で丁度良い状態に締めこまれる。
ガタが出ていた原因は良くわからない。
最初に組んだ時に(ベアリングA)がきちんと奥まで行ってなかったとしか思えない。
何か引っ掛かりが出来ていて。そこで締め込みを止めたとか?
しばらく走行して引っ掛かりが無くなりガタが出たとか?
まぁ真実はわかりません^^;
この車両は新規登録検査を受けたんだけど、最初からこんな音は出て無かったと思う。
車検時にリヤタイヤを持ってスイングアームを振る(ピポットのガタ)を見るのはどのバイクでもやってるしなぁ。
ベアリングは少しガタがあったので交換。
国産規格なので助かる。
全て組みなおしガタが無くなったのを確認。
完了です。