高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

『小さい牛追い』『牛追いの冬』

2015-07-02 09:00:00 | 読んでみたら・・・
晴耕雨読ということばがあるように、
畑仕事と読書を上手く両立させれば、
理想の田園生活なのかもしれない。
(なんか単純化しすぎてるけど、まあ、深く考えないで)


実際には、そう上手くは両立しないもので、
畑仕事が過ぎれば就眠前のひと読書は五分ともたず、
ミステリーを一気読みすれば翌日の畑仕事は悲惨なことになるわけで。

まあ、上手くいったとすれば、
短くとも読書タイムは至福のひととき。
人生について考えるとか、ためになるとか、
何かの情報を得るとかのゴリヤクは考えず、
ただひたすらに物語の中に入り込み、
時に笑い、時に涙し、ワクワク、ドキドキ…
(ああ、これは児玉清氏の「読み出したら止まらない」ではないか)
至福のひととき!
とにかく面白ければよいのです。


そのうち振り返って、
何故面白いのか、
何が面白いのかを考えるひとときも出てきます。
(私の場合、畑で鍬や鎌を使っているとき、また、自転車で走っているときなど)

そして、面白い本を読んだら、
何故か、ひとに言いたくなるのです。
畑仕事と読書の切っても切れぬ縁、
加えて「きいて、きいて」のオバサン根性から
天竺舎だよりの本コーナーとなりました。

畑仕事と読書は深い関係にある by天竺舎の雨宮智子

『小さい牛追い』『牛追いの冬』
マリー・ハムズン作 岩波少年文庫

 

ノルウェーの牧場。
4人の兄弟姉妹の生活がかかれている。
中心は上の2人の兄弟。
年の近い兄弟の競争や、嫉妬や、愛情やなんかと共に
しっかりしたのびのびした生活があって気持ち良い。
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環境ホルモン最新事情

2015-06-13 09:00:00 | 読んでみたら・・・
★ 環境ホルモン最新事情~赤ちゃんが危ない~ ★


環境ホルモン問題の
最新の研究状況と規制に向けた海外の動き、
身の回りの使用実態などを、
一般の人たち向けにわかりやすくまとめたパンフレットが発行されました。
それがこれ『環境ホルモン最新事情~赤ちゃんが危ない~』。

環境ホルモンをめぐる状況は、日本国内と海外では大きな違いが出ています。
日本では、1998年以降大騒動になりながら、
その後「空騒ぎ」として片づけられているのに対して、
世界的には、規制強化の検討を開始しています。

国内外でなぜこんな違いが起きてしまったのか?
その後の研究でどのようなことがわかったのか?
などの疑問に答える内容になっています。

パンフレットでは
第一部で、環境ホルモンの基礎知識から、最新の研究状況を紹介
第二部で、身近な生活の中のどこに環境ホルモンが使われているか
を教えてくれます。

このパンフレットを発行したのは、
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議というNPO法人。


是非、手にとって読んでいただきたい一冊です。
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議のHPから注文できます。(1部100円)
※ HPは(こちら


コメント (2)
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本コミ企画の本は面白い!

2015-03-15 09:00:00 | 読んでみたら・・・
★ 本コミ企画の本 ★

いつもの注文用紙には載っていないんですが、
本コミ企画チラシで購入した
「おいしいから野菜料理 季節におそわるレシピ777」
という自然食通信社から出た本がおすすめ。
ちょっとかわったレシピ本です。


「土といのち」の素材と調味料を使えばバッチリ。
毎日の食卓に生かしたい工夫が詰まっています。
日々の食事作りは
仕事や家事の合間を縫って行うものだから
肩肘はらなくていい、
そしていまの季節のいちばんおいしい野菜の顔
を見てから献立を考える、と書かれています。

「大根と豆腐の炒め物」とか「里芋のうま煮」とか
「白菜の煮びたし」など庶民的な(?)メニューがたくさんあって、
夕食にすぐ間に合いそうです。

レシピ本なのに面白いのは、
調味料の分量をほとんど書いていないこと。
「醤油、酢、みりんで味をととのえる」
であっけなく終わったりします。
うーん、確かに味覚は人それぞれ、
自分の味つけでどうぞというわけですね。

「畑の野菜が品薄になる冬場、
端境期はそれはそれでよし。
漬け物や越冬野菜といった、
先人の知恵にも学ぶところがたくさんあります」。
そんな姿勢に共感できる本です。

また一口メモ欄というのがちょこちょこあって
「大根おろしは直角におろしましょう。
斜めにおろすと繊維が細く出てしまいます」とか
「ニンニクは花や野菜の根元に
混植しておくだけで防虫効果があります」
といった知恵も満載です。

※ 本コミ企画って?
1987年、“手に入れにくい少量生産物と消費者をつなぐ”という産直をヒントに、
出版社と読者を繋ぐ本の新たな流通のしくみをと考え設立されました。
2005年、『本コミ企画』と名称変更し、本と雑貨を紹介しています。


今週回収する3月④回目の注文書、特別企画をこうご期待!
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『おせち三十八品』のこと

2014-12-28 09:00:00 | 読んでみたら・・・
『おせち三十八品』という料理本があります。


日本料理は甘いものが多く、
おせち料理は保存の意味もあってか
特に甘いような気がします。

この本で紹介されるのは
基本的に砂糖を使わないお料理です。


「甘さは食の全体のとても大事な一部分として認めなければなりません。
しかし特に料理の領域においては野放図に浸透させてはなりません。
その境界をはっきりと理解すれば甘さは食に彩を与えてくれます。」
とも書いてあります。

「土といのち」が扱う素材は素晴らしい旨みや甘みがあります。
著者のおふたりのように食を極めることは難しいですが
いつも素材を活かす料理法を心がけていきたいものです。

参考
『おせち三十八品』
著者:弓田亨・椎名眞知子
発行所:イル・プル・シュル・ラ・セーヌ企画
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今、分かってきたこと ~論文の紹介~

2014-09-13 09:00:00 | 読んでみたら・・・
◆「自閉症・ADHDなど発達障害増加の原因としての環境化学物質
-有機リン系、ネオニコチノイド系農薬の危険性―
『科学』2013年6月号(上)、7月号(下)(岩波書店)
著者: 黒田洋一郎、木村-黒田純子(東京都医学総合研究所脳発達・神経再生研究分野こどもの脳プロジェクト)

 

最近、私自身の専門分野(言語療法)でもある発達障害に関連して、皆さまにも知って欲しい論文がありましたので、ご紹介します。
「日米欧における自閉症、ADHD、LDなど発達障害児の増加は著しく、遺伝要因でなく何らかの環境要因が増加の主な原因であることが確定的になってきた」ことが上記論文に詳しく書かれています。
2012年には、米国小児科学会も「子どもの農薬曝露を減らすよう勧告」の声明を出し、「発達障害や脳腫瘍など、農薬による子どもの健康被害を警告」したこと、仏政府が「農薬によるパーキンソン病発症を農業従事者の職業病と認定した」、「ECではネオニコチノイドの暫定禁止を決定した」ことなど、最近の情報もまとめています。
米国小児学会の専門報告書の「胎児期、家庭、及び職場での曝露(母親又は父親の曝露)はリスクが最も大きいように見 える」との指摘は、非常に重大だと思います。
運営委員Mさんより
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いわしの本

2013-06-04 09:00:00 | 読んでみたら・・・
いつもお世話になっております

岡岩商店の妻です

先日、こんな本を見つけました


「イワシ ~むれで いきる さかな~」
 大片忠明 作・ 福音館書店(かがくのとも5月号)・410円

表紙の絵を見て、「写真みたい!」と店主も驚いていました。

小さい子ども向けの本ですが、

イワシの生態について丁寧に描かれています。

巻末に「マイワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」の絵が載っていて

イワシに関してまったく素人の私は

それぞれに顔も模様も違うことを知りました・・・

(店主は、もちろん、ちゃんと見分けます)

味もそれぞれに違うように

顔も模様も違うのですね



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いろいろゆうき

2013-03-30 08:24:03 | 読んでみたら・・・

いろいろゆうき」というのは、「土といのち」も会員であるNPO法人高知県有機農業研究会の広報誌です。
「ゆうき」は有機・勇気・言う気・言うき(土佐弁)・・・・?
最新版 第19号から「土といのち」の生産者である谷川徹さんの投稿記事を転載させていただきます。

行ってきました東京都内街路市
谷川徹

 高知には曜日の名前の付いた市がたくさんありますね。日本中にも数え切れないほどの街路市があります。長い伝統を持つものから、ここ数年のうちにできた新しい感覚の市まで多種多様です。場所もお寺の境内や公園、商業施設の駐車場や中庭、あるいは大きな通りを区切ったりと様々です。コンセプトも多種多様。骨董市からフリーマーケット、食品から古本などたぶんありとあらゆるモノが扱われます。
 さて、その中でも農作物を扱う市は歴史も古く、古い街並みによく似合います。高知は日曜市が歴史的にも古く愛されていることは皆さんご承知のことでしょうし、港で始まった通称土曜市「高知オーガニックマーケット」はもはや説明は不要でしょう。
 今回はここ数年勢いのある東京都内の農産物街路市をいくつかご紹介します。訪問される際はホームページ等々でご確認ください。
■交通会館マルシェ:千代田区有楽町
■安穏朝市:築地本願寺境内
■ファーマーズマーケット:国際連合大学前広場
■ハビマルシェ錦糸町:丸井錦糸町店前
■東京朝市アースデイズマーケット:代々木公園けやき並木
■セガレマーケット:自由が丘IDEE前
■丸の内行幸マルシェ×青空市場:東京駅行幸地下通路
■六本木マルシェジャポン:アークヒルズ アーク・カラヤン広場


管理人記
ところで、今日30日(日)は話題の「高知オーガニックマーケット5周年感謝祭です。
もし行けたら報告します!
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『酵素の力』。

2012-12-28 06:46:09 | 読んでみたら・・・
なまの野菜や果物は
なぜからだにいいのか
を説明してくれたのが
この本です

エドワード・ハウエル
『酵素の力』
(中央アート出版、1300円+税)。


なまの食べものがいいのは
酵素がふくまれているから
とハウエルは言います

をとおすと
酵素はこわれてしまうのです

なまの食べものにふくまれる酵素は
その食べものそのものを分解し
消化吸収を助けてくれます

消化がとてもらくなので
そのぶんからだに余裕ができるのです

新谷弘実さんの
『病気にならない生き方』とかも
(サンマーク文庫、730円)も

ハウエルの酵素医学に
もとづいています

運営委員Hでした
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『フィット・フォー・ライフ』。

2012-12-26 06:34:25 | 読んでみたら・・・
なまの野菜や果物
メインの暮らしをしたい
と思ったときに
ぜったいに読まないわけにゆかないのが
この本です

ハーヴィー・ダイアモンド、マリリン・ダイアモンド
『フィット・フォー・ライフ』
(グスコー出版、2100円+税)。


ひょっとすると
世界でいちばん読まれている
ダイエット本かもしれません

原理はかなりシンプルです

朝ご飯はフルーツ

昼ご飯夕ご飯でも
なまの野菜や果物をできるだけどっさり

「なまの野菜や果物+炭水化物」の食事はOK
「なまの野菜や果物+たんぱく質」の食事もOK
ただし炭水化物とたんぱく質をいっしょに食べるのはNG

たんぱく質は肉じゃなくて野菜で

といった感じです

炭水化物を分解する消化液は酸性
たんぱく質を分解する消化液はアルカリ性なので
炭水化物とたんぱく質をいっしょにたべると
ふたつの消化液が中和してしまって
消化がうまくいかくなる
というのです

たしかに
炭水化物とたんぱく質を
いっしょにとらない食事をしてみると
胃がらくです

ダイジェスト版
のようなものもあります

ハーヴィー・ダイアモンド
『からだの力が目覚める食べ方』
(ディスカヴァー・トゥエンティワン、1000円+税)。


運営委員Hでした
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『世界一の美女になるダイエット』。

2012-12-11 06:52:00 | 読んでみたら・・・
このての本を
ぜったいに手にしない
というひともいるかもしれません

エリカ・アンギャル
『世界一の美女になるダイエット』
(幻冬舎、1300円+税)


著者は
ミス・ユニバース・ジャパンの
公式栄養コンサルタント

けれども
書かれていることは
あまりにも正当派

「ミス・ユニバースの世界大会では、パーティなどでビュッフェスタイルの食事をすることがあります。

各国代表の美女たちが何を食べているのか、気になりますよね。

私が、目を皿のようにしてチェックすると、やっぱりねえ、と思ったわ。

もう彼女たちは、白いものは口にしていませんでした。

 『白いもの』とは、白米や白パンなどの精製された穀類や、白砂糖のこと。

世界の美女は、ご飯なら玄米や雑穀米、パンならば全粒粉やライ麦を使った茶色いもの、糖類は黒砂糖やはちみつを選んでいるの。

なぜそうするかといえば、それはもちろん美容のため。

精製されたものは食物繊維や栄養素が抜けていて、血糖値が上昇しやすいのです。

急に上がると下がりやすく、その変動が、太りすぎや、シワ、シミといった老化の体内時計を早めます。


漠然と、雑穀米を選んでいたかもしれないけれど、これからはアンチエイジングのためのマストアイテムと心得てください。

茶色いものは、美しくなれる食べものの代表選手の1つ」(19ページ)

あたりまえのことは
どの世界でも
あたりまえのようです

運営委員Hでした
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