高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

薄毛と合成洗剤 ー「せっけんだより」からー

2024-12-10 09:00:00 | 日記
★ 薄毛と合成洗剤 ★


岡沢 幸三

 テレビCMでは、育毛剤やウィッグ関係の宣伝をよく見かけます。
どのくらいの人が髪の毛で悩んでいるのでしょうか?
ある調査では、「成人の44%(約4,558万)の人が抜け毛・薄毛や脱毛で悩みを抱えている。」とのことです。(リーブ21「全国薄毛リスク調査2019」より)
 薄毛や脱毛の原因として、ネットでは「頭皮にあわないシャンプー」「ストレス」「睡眠不足・脂肪の摂り過ぎ・喫煙等の生活習慣」があげられています。
 最も大きな要因は、合成界面活性剤を使ったシャンプーだと思われます。
自然由来の原料を使ったシャンプーでも化学合成した界面活性剤は、すべて「合成界面活性剤」で頭皮や毛根、毛髪には有害です。
 シャンプー(8割は高級アル系)は、強い洗浄力で汚れだけでなく頭皮の脂分を奪い去り、タンパク質変性作用で毛根もダメージを受けます。
十分なすすぎをしないと残った合成界面活性剤のシャンプーやリンスの成分が低濃度でも毛根に悪影響を及ぼし続けます。
普通のリンスも合成界面活性剤の仲間で、頭皮や毛根にとっては有害です。
 また、男性が使う整髪料のワックスの中にも合成界面活性剤、油分、香料、防腐剤等が含まれ、これらも頭皮環境を悪化させ、薄毛の原因になってしまうそうです。
 石けんシャンプーや石けんは、頭髪等の汚れにはしっかり洗浄力を発揮しますが、濃度が下がると一部油分を供給するなど地肌に優しい洗浄剤です。
 薄毛でお悩みの皆さん、ぜひ石けんに切り替えましょう。
1ヶ月もすると頭皮や毛根が健康になり、元気な毛髪が伸びてくることでしょう。(リンスは、食酢を薄めて使いましょう。)

(「石けんを広める愛媛県連絡会」発行の「せっけんだより」2023.9月号より引用)
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年12月号より転載しました。
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