
今年もあと1か月になりました。
一年一年が早く感じます。
この一年は元気な野菜を作るため、土づくりに力を入れてきました。
そうしていくと、土とは何だろうという疑問が出てきました。
もともと地球には岩とその砕けた砂しか存在しませんでした。
その砂にバクテリア・菌類・コケ類などが住みつき、
動物や植物の死がいがたまっていきます。
つまり、ただの岩から土に変えてきたのは様々な生命たちになります。
そうすると、「土」は生命の歴史そのものだと言えそうです。
生命は土から生まれ、土に還ります。
「土」と「生命」は、この循環で成り立っています。
元気な野菜ができるのは、生命のつながりを支える土のおかげです。
土づくりに力を入れてると、
簡単に言ってはいけないと思うようになっています。
まずは、この社会が土から遠ざかっていかないように、
土を大切にして、野菜を育てていきたいと思います。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年1月号より転載しました。