高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

天竺舎だより 師走ついたち記

2019-12-18 09:00:00 | 生産者からのメッセージ

ちょっとひと息のつもりが、ふた息み息・・・・。
まあ、そんな季節。
いやいや、まだ畑の土の中で待っているものがあるな・・・。
まあ、いいか・・・。(よくない!)


秋は人を詩人にする?
空・紅葉・ぴんとした風・そして星々・・・・。
そして、おいしいお芋!(お芋で詩ができるかな?)

 津野町 天竺舎の雨宮智子です。

めんどうでストーブをつけない(出さない)でいたけれど、
寒さに疲れ、火をたいたら、やはりホッとして、
あたたかくなって、肩の力がぬけてキモチイイ…。

とれたお米は“お倉(?)におさまり、
充分な種もみも取り分けたし、これも気分良し。

急に例年並みの寒さがやってきたので、
それまでのぬくさに、のほほんと育っていた草たちは、
そのまま霜にやられたか、ぬけがらのよう。
始末しなければと思いつつ、まあいいか…。

トウガラシやらは、なかなか色がつかなかったけれど、
ここにきて赤くぶらさがり始めました。
和唐辛子は赤くなったのですけど。


ひともうけしようと(!?)たくらんで、
かわいがってきたパプリカ(ハンガリー生まれ)は、
なかなか頑張って青いままです。


もらい苗のパプリカは、ぷっくり太って、
数は少ないものの、やっぱり青いまま、
もっと太るゾと頑張ってます。
このパプリカでスープを作りました。
パプリカを煮こんだスープなど想定になかったけど、
作ってみれば確かに甘~くなってうまいのです。
昔、インドで会ったブルガリア人の友人が
「インドのチリは辛いだけで旨くない」と言っていたのを納得。
もう一工夫要するとは思うけど、パプリカの再認識でした。


そして、今も実を次々につけているのがトゲトゲウリ(と私が名付けた)。
いろいろ調べてやっとわかりました。その実名はबरेला (バレラ:Ne)。
ネットでは南蛮カラスウリと出ていたけど、
南蛮カラスウリで調べると違う植物でした。
とにかくウリの一種で、苦瓜の葉に似てるけど、
きざみがもっと深い(オクラのような)葉で、つる性。
昔、ネパール・インド(?)で食べたような気はします。
タルカリ(ネパール・インド風おかず)にすればおいしいのは分かるけれど…。
で、あれこれやって、炒めたり、よく煮こむと甘みがあります。
ネットの写真によれば、ネパールのバレラはもっとトゲトゲが小さい。
欲を出して大きな実にして使ったら食べるのに痛かった。
で、若いうちに食べることにしてます。


さいごに甘長ししとう。
放っておいたら、すごく大きく太くなり、
ああ、ここまで太らせるべきなのだと知りました。

今年はナス科・ウリ科のものいっぱいいただきました。

まあ、まことに様々な姿のカボチャができました。


※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年1月号より転載しました。
コメント
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