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6月17日(日)大和市保健福祉センターで開催された「障がい者自らが主催する防災フォーラム」に参加してきました。あやせ災害ボランティアネットワークの仲間もたくさん参加されていて、また周辺自治体の防災担当の市の職員もみなさん参加されていたようでした。こうした企画はこれまでなかったのではないでしょうか。主催された「NPO法人 大和腎友会」にみなさん、ありがとうございました。この画期的な企画をきっかけにこの分野の取り組みが飛躍することを期待いたします。
防災システム研究所所長の山村武彦さんの話はいろいろ示唆に富んでいました。その一つに「福祉避難所の必要性」とともに、「病人、ケガ人は被災地の外に運び出すシステムが必要」とのこと。 アメリカなどではトレーラーハウスもあるとのこと。また、震災直後に助けてくれるのは、結局向こう三軒両隣なので日頃からのお付き合いが一番大切ということも力説されていました。
そのなかで気になる話を二つ。一つは「地震は想定されていないところでばかり起きている」ということ。阪神淡路大震災しかり、中越地震しかり、能登半島地震しかり。ということは、綾瀬市はわりと県の周辺での地震を想定して対策をたてているけれど、もしかすると想定していない綾瀬市直下型地震だってあり得るかも。そうすると震度6強(南関東地震の想定)とか、5強(東海地震)のレベルでなく、耐震性の高い住宅でも、傾いたり大きく破壊されるものがでる「震度7」だって想定しておかなければならなくなります。阪神淡路大震災の時の防犯カメラが記録していた映像を見たら「震度7」で生き延びれる自信はありません。
もう一つは、「地震は小さな揺れのうちに逃げ出すこと」ということ。私たちは、地震を感じると「これは大きくなるかな、それともこのままおさまるかな」と、なりゆきを見守っているのではないかと思いますが、これだと本当に大きな地震が来たときにはもう逃げることができない、とのことです。この10秒以内での判断の違いが生死を分ける可能性がとても高いそうです。
阪神淡路大震災を体験された兵庫県腎友会の方のお話や、海老名災害弱者防災会議の方の「福祉避難所宿泊体験」の取り組み、大和中央林間南自治会の「要支援者リスト作りやマップ作り」などなど貴重なお話をお聞きいたしました。
こうした企画がこれからいたるところに広がってほしいと思います。
なお、写真は携帯のカメラで撮影したためこのようになってしまいました。