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お願いいたします。
実は私が参加した高座清掃施設組合の施設見学のなかで、「お隣の大和市ではすでに家庭ごみの有料化をはじめていて、ごみの減量化がすすんでいます」というような趣旨の説明を係の方がされていました。
しかし、家庭ごみを有料化してごみが減ったと言っているところを調べると、他の要因が大きなウエイトをしめているところばかりで、有料化を推進したい方たちでも、この市をみなさい、と言えるところがないというのが実態です。
ですからこのような誤った世論誘導となりかねない説明は不適切です。
松本団長ともども施設組合に下記のように申し入れてきました。
施設側からは、「中間処理施設としての分限をこえた説明であるので、今後行わないように注意する」という回答をいただきました。
ごみの減量は、市民のこころの底からの共感と理解がすすんで達成できるものではないでしょうか。私は、有料化の発想の根底には、市民を信頼できないものと考え、協力しない人には罰金を科す、という懲罰の思想があるように感じます。そういう社会にはしたくありません。
2007年6月25日
高座清掃施設組合 組合長 様
日本共産党綾瀬市議団
団長 松本 春男
上田 博之
施設見学者・研修者への説明に関する申し入れ
貴施設におかれましては、日頃より当市の廃棄物処理に関しまして多大な労力をかけ、ごみの安全な処理等にご尽力くださっておられますこと、感謝いたします。
ところが、貴施設を見学・研修に訪れた方々への施設説明の中で、家庭ごみの収集を大和市のように有料化することがごみの減量化に有効であるかのような説明をされていることが6月16日判明いたしました。
大和市でのごみ減量の効果は、資源ごみの分別収集をあらたに進めたことによるところが大きいと考えられます。こうした分別収集は、綾瀬市ではかねてより行われているところです。
また、家庭ごみの有料化は、①市民からの税金の二重取りになる、 ②ごみ減量の意義からではなく「お金」の問題にしてしまうため減量の意識が長続きしない、 ③お金を払っているのだから何を捨ててもよいという分別とは正反対の誤ったモラルを醸成しやすい、 ④不法投棄を助長する、などの問題点も広く指摘されているところです。
家庭ごみ有料化の効果に関する一方的な立場からの説明は即刻中止されるよう申し入れいたします。