綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
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綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆無実の人を自白に追い込む手口公開

2009年12月07日 | つぶやき
 12月6日に取り調べの全面録画(可視化)を求める市民集会が鹿児島県の志布志市で開かれました。志布志市といえば、2007年に弾圧的な取り調べで「自白は信用できない」として全員無罪になったところです。

 この日の市民集会では、冤罪(えんざい)被害者が無実の人を自白に追い込む警察の捜査手法の数々を明らかにし、取り調べの可視化が待ったなしの課題であることが浮き彫りにされたようです。

 その捜査手法をみると・・・・・

 「一日中、刑事は『お前、子どもを殺したな』といい、私は『やってない』の繰り返し。髪の毛をつかまれ、机の下で足をけられ、悔しくて涙が出た」―足利事件の菅家利和さんが語った、1991年12月1日の取り調べの様子です。容疑を否定しても聞き入れない―、これが冤罪被害者に共通する体験だということです。

 「家族もお前がやったと思っている」など家族との分断も常とう手段として使われています。志布志事件の藤山忠さんは「踏み字」を強制されました。同事件の被害者の中には「警察は話を聞いてくれない。妻と庭の木で首をつろうとした」ほどに追い詰められ、さらに入水自殺まで図ったとのこと。

 怒鳴り、被疑者を叩(たた)き、威圧する「叩き割り」も明らかになりました。
 富山県の氷見事件では、柳原浩さんが容疑も知らされずに1日14時間も取調室で拘束されました。「取調室の壁が迫ってきて、怒鳴り声が頭に響いてくる感じ。もう取調室に行きたくない」と、2日目には自殺を考え、3日目には気絶してしまったそうです。

 詐術的なアリバイ崩しも。
 布川事件(最高裁で再審請求中)の桜井昌司さんは「事件があった時間、私が兄の家にいたと言っても、刑事は『お前の兄は、来ていないといっている』といい、アリバイを調べもしなかった」と証言しました。

 その集会の中で、北海道警釧路方面元本部長の原田宏二さんは「日本の刑事司法には『自白が証拠の王』という自白偏重の考え方とそれを支える長期の勾留制度と代用監獄制度がある。自白偏重を改めない限り、冤罪はなくならない」と指摘しました。

 冤罪を生まないためにやらなければならないことがいくつもあります。ここでもみんなの力を集めていきましょう。


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