◆電子攻撃飛行隊が厚木基地でも強化か！？

  米海軍では、空母艦載機の「電子攻撃飛行隊」の機体転換がすすめられていて、厚木基地においても、２０１１年にもＥＡ－６Ｂ飛行隊からＥＡ－１８Ｇ飛行隊と交代することが取り沙汰されているとの情報をえました。

  新しいＥＡ－１８Ｇグラウダー（グラウダーの意味は“うなる”）は、Ｆ／Ａ１８Ｆ戦闘攻撃機・スーパーホーネットをベースとして、電子戦用に開発・生産されているものです。

  米海軍は空母航空団のための１０個の電子攻撃飛行隊（教育訓練・予備飛行隊を除く）と、４個の地上配備飛行隊を持っていますが、２０１４年までに、ＥＡ－１８Ｇに入れかえることを計画しているとのこと。

  ＥＡ－１８Ｇはスタンドオフ電子妨害やミサイル発射などを実施するため、最新の妨害装置、無線周波受信システムなどを搭載し、相手の防空レーダーを破壊したり、自国戦闘攻撃機などを護衛するために電波妨害などを行う能力があります。

  こうした動きは、２０１０年２月の「４年ごとの防衛政策見直し」で、イラク・アフガニスタンにおける即製路肩爆弾（ＩＥＤ）による被害を抑えるため、ＥＡ－１８Ｇ取得による電子戦の強化が強調されたことによると思われます。

  私たちのすぐ近くにある厚木基地が、戦場と直結していることをこのことでも思い知らされます。

  最近はげしいジェット機の爆音が、日常生活を脅かしています。私たちは、「命を奪われない」「命を奪わない」だけでなく、「命を奪う手助けをしない」をもっと行動にしていかないとなりませんね。

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