
綾瀬市では、現東名高速道路にインターチェンジをつくろうと県に働きかけ、ついに県が事業計画として決定する一歩手前まできています。市などは、2018(平成30)年度には供用開始との予想も言い始めています。
しかし、来年度には東名高速からつながる相模縦貫道の海老名インターが利用できるようになります。これができれば、もう相模川を渡らなくても東名に乗れるようになります。海老名インターと計画されている綾瀬インターとの距離は、直線距離で4キロだけなのです。
そしてなにより、綾瀬市民の中には、インターができることによる渋滞や環境破壊の不安が渦巻いています。これにたいして、市は「研究しています」と言うだけです。
もっともっと市民に包み隠さず情報を提供し、市民ぐるみの議論を活発に行うことが大切なのに、それをせず、そこのけそこのけ、で強行突破しようとしています。
不安いっぱいの市民の方の声のなかでときどき聞かれるのが「スマートインター」のこと。そこで今回、百聞は一見にしかず、と山梨県に作られつつある「双葉サービスエリア」のそれを見学してきました。
見学したのは下り方向ですが、現在は出口のみで、入口は工事中です。利用車種は、普通車までで、将来中型車までが利用できる計画とのこと。
ETC搭載車のみが利用でき、必ず一旦停止して、バーの開くのを待つしくみです。インターから出たところの道路は、幅員5メートルくらいしかない狭い一般道だったのが印象的でした。
1日の利用台数は、まだ全面開通していないので1000台前後。
何十億円とか何百億円とかの建設費がかからない簡素なインターという感じで、好感がもてます。
これが人口の多い神奈川で活かせるかは、議論が必要ですが、一見の価値あり、です。山梨に向かわれるときはお立ち寄りください。 ←ブログ村ランキングに参加中! さて今何位でしょうか??
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また、レスが遅くなりまして申し訳ありません。
このハンプは、綾瀬に東名インターをどうしても作りたい市長が、インターができたとき、住宅街に車があふれてしまうと、住民から苦情がでるため、なんとかして車を住宅街にいれないようにと、研究をしている一環の動きの一つです。
私の立場は、「周辺住宅街にインターからの車が流れ込まない対策をとるから、住民のみなさん、インター建設を進めさせてください」と市長が言っているので、インターは作ったけれど、住宅街への車の侵入を阻止することはできませんでした、ということは絶対にするな、という立場です。侵入を阻止することができないのなら、インター建設をあきらめよ、と言っています。
地域住民にとって最悪のシナリオは、インターができたのに、有効な対策がとれず、日々渋滞と排気ガスに汚染されることです。
そういった意味で、私はこの実験に注目しています。
プラス面とマイナス面がどのようになるのか、見守っています。
しかし、すでにご指摘の事故が2件、報告されました。
1件は、夜バイクが転倒し、骨折をした事故です。
2件目は、トラックが大きく跳ねて、車の下部を破損した事故です。
ただ、どちらも警察に事故が届けられていなくて、「事故証明」がとれず、市の補償が進んでいないという状況です。
こうした事故の原因になるハンプでは、役に立たないですね。
市には、安全で、かつ本当に車の侵入を防げる対策をつくってもらわなければなりません。
インター建設をやめれば、こんな努力をしなくて済むのですが。ハンプの必要ない地域にしたいですね。
コメント頂き、ありがとうございます。
心配していた、ハンプによる事故が2件も起こっていたのですね。バイクの転倒事故は、後続車や対向車に轢かれる恐れがありますし、トラックの事故は、地面と接触した衝撃でハンドル操作を誤ったり、コントロールを失うなどして歩行者を撥ねたりする恐れがあると考えます。どちらも死亡事故に繋がらなかったことが不幸中の幸いだったと思います。本社会実験の被害者には、綾瀬市の責任でしっかりと補償すべきでしょう。これらの事故から、ハンプが危険なものであることが証明されましたので、上田様が言うように、綾瀬市は安全で本当に効果的な対策を示すことが必須になったと思います。
これらの事故があったためか、1ヶ月程度と通知されていたハンプ設置期間が、小園地区のハンプは2週間前後で撤去されたように感じました。ところが、綾瀬市のホームページでは「約4週間設置」と公表されていましたので、事故を隠すための情報操作ではないかと思えてなりません。(綾瀬市としては、「事故が立て続けに起こったので早々に撤去しました」とは口が裂けても言えないと思いますので。)
私の立場は、仮に住宅街に車が侵入しない安全かつ効果的な対策ができたとしても、周辺道路が慢性的な渋滞になることは確実だと思いますので、綾瀬インターチェンジ設置には絶対反対です。通勤でバスを利用する際も、普段の買い物で車を使用する際も、渋滞を避けては通れなくなることを考えると、日常生活に多大な不便をもたらすからです。また、排気ガスによる健康への影響も無視できるものではないと考えています。
綾瀬インターチェンジ設置推進派の方々は、喘息患者の苦しみを目の当たりにしたことが無いのでしょう。まだ幼稚園児の幼い子供が、咳がコンコン出て夜なかなか寝付けないでいる姿、やっと寝静まったと思っても一度発作が起きれば涙を流しながら胃の中が空になるまで嘔吐する姿、深夜でもその子供を看病する親の疲労など想像も付かないと思います。偶然かもしれませんが、ゴールデンウィーク中に東名高速道路の綾瀬バス停付近が大渋滞した時、子供が喘息の発作を起こしたことがありました。ですので、私は排気ガスと喘息の因果関係は多少なりとも有ると考えています。
今年3月に海老名インターチェンジが利用できるようになります。綾瀬市にとって、住宅街への車の進入防止策が安全かつ効果的に機能しているか、交通事故がどの程度増加するか、道路網の整備で渋滞を解消できているか、排気ガスの影響で喘息疾患の患者が増えていないか、周辺住民意識調査(インターができて良かったか?)といった重要なデータが得られると考えます。綾瀬市は当然調査するものと思いますが如何でしょうか?少なくとも、綾瀬市が実施した地域交通対策社会実験よりは生きたデータが得られると考えます。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
でんでんむし様の言われますとおり海老名ジャンクション~海老名インターチェンジ間が2010年3月には開通する予定です。
以前、綾瀬市が市民アンケートをとった時には、このインターができることを市民に知らせないで、「綾瀬インターは必要ですか」と聞いたことがありました。
一般市民にとって、年に1度か2度利用するかしないかというインターは、切実な要求ではないことが、この間の聞き取りで明らかです。
海老名にインターができて、川を渡らなくても東名に乗れることを市民が知った時、世論はさらに「綾瀬インター不要」になると思います。
でんでんむし様、今後ともよろしくお願いいたします。