こちらの写真、人にぶつけようとして石を握っている・・・
わけではありません。 ^_^;
これは、じゃがいも。
タワラマゼランという新しい品種です。
形はメークインに似ていますが、
皮が黒に限りなく近い紫色をしています。
見た目も個性的ですが、名前も個性的。
品種名の一部「タワラ」は、育成に取り組んだ
俵 正彦(たわら まさひこ)さんのお名前を表しています。
じゃがいも栽培では、土壌病害が出やすいため、
その対策として 作付け前の土壌消毒が必要とされていました。
しかし、消費者は農産物に安全性を強く求めています。
そんな消費者ニーズに応えるため、
俵さんは土壌消毒が避けられるような
病気に強い品種の育成に取り組みました。
1985年から品種改良を繰り返し、
病気に強く、無農薬でも栽培できるじゃがいもが10品種誕生。
そのうちのひとつがタワラマゼランなのです。
生産者にとっては
●農薬、肥料を減らしても多く収穫できる。
●土壌消毒の必要がない栽培ができる。
●皮の色を活かした加工品(ポテトチップスなど)作りで
6次産業化に対応できる。
消費者にとっては
●じゃがいもの芽に含まれる毒素 ソラニンが少ない。
●アレルギーのある人でも食べられる。
といった特徴を持っています。
生産者にも消費者にもやさしいタワラマゼラン。
あなたも、いつかどこかで
この奇跡のじゃがいもに出逢えますように!!(^^)