この特徴のある葉っぱ。
何のお野菜かわかりますか?
奥の方に、試し掘りをしたものが写っていますね。
これは、桜島大根です。
桜島大根は、200年以上前から
鹿児島県の桜島で栽培されてきた伝統野菜です。
桜島の噴火による火山灰と
軽石状の荒い砂利を含んだ土で栽培することにより、
大きく、みずみずしい大根に育ちます。
重さは10キロ前後。(一般的な青首大根は、1キロくらい)
大きなものになると、30キロにもなりますので、
ギネスに世界一大きな大根として登録されるのも頷けます。
ところがこの桜島大根。
他の土地で栽培しようとすると、なかなか難しい。
葉っぱが勢いよく育っているので、
ワクワクしながら掘ってみると、
悲しいほど小さな大根が付いていた・・・なんて話をよく聞きます。
さて、写真の畑は、なんと我が家からほど近い
磐田原にあります。
磐田原の赤土が、桜島大根の栽培に適しているらしく
15キロほどのものが収穫できるようです。
桜島大根は、何回かいただいたことがありますが、
肉質のなめらかさが特徴。
どちらかというと、かぶに近いでしょうか?
煮物にすると、味が良くしみ、
とても軟らかく仕上がるのに、煮崩れはしません。
これからの季節、磐田原は風がかなり強くなりますが、
私も桜島大根の成長を、時々覗きに伺うつもりです。