この写真は、約1年前のもの。
昆布だしを飲んだあとの子供たちの表情です。
「変な味~」とか「海くさい」といった声が聞こえてきました。
もっと言えば、その前からずっと、
昆布だしを飲んだ子供たちは同じ反応をしてきたので、
私は、「子供たちの苦手な味なんだ。」と思っていました。
さて、先日行われた幼稚園の食育クッキングで、
子供たちの反応は全く違っていました。
昆布だしを一口飲むと、「おいしい」と言う声が
あちこちから聞こえてきました。
どこが違うのか?
それは、昆布を水に浸ける時間です。
昨年までは、幼稚園に着いてから
クッキングが始まるまでの約1時間、水に浸けていました。
今年は、前の晩から水に浸けておきました。
その差を、子供たちは感じ取ったのです。
そして、その昆布だしにかつお節を加えただしを飲むと
「もっとおいしくなった!!」の声が・・・。
子供の味覚は、繊細で敏感です。
味覚が形成される大切な時期に、
本物の味を体験させてあげなくては・・・
ということを、昆布だしを通じて改めて実感しました。
さて、本日は名古屋で、だしソムリエ3級講座があり、
講義の一部を担当させていただきます。
もちろん、大人が対象の講座ですが、
この体験談も紹介できれば・・・と思います。 (*^_^*)
では、皆さまもすてきな休日をお過ごしください。