NHK文化センター 豊橋教室主催、
「老舗かつぶし屋直伝 本格だし」講座が
豊橋調理製菓専門学校で開催されました。
講師は、まるぶん岩瀬商店四代目女将、岩瀬智未先生。
今回のテーマは、村井弦斎。
明治時代に大ベストセラーとなったグルメ小説「食道楽」の作者で、
豊橋市のご出身です。
テーマに合わせ、岩瀬先生も今日はお着物姿。
そして、お召しになっている割烹着は、
村井弦斎が、ご自分の奥様のために作られたものを
再現なさったそうです。
ステキですね。(*^_^*)
まるぶん岩瀬商店の本枯れ節厚削りを使って、
だしのとり方を教えていただきました。
このお鍋は、だし取り専用に開発されたもので、
セットされているザルを引き上げれば、
あくも同時に取れるという優れものです。
この黄金のだしに、みりんとお醤油を同量加えてみると、
極上のお汁が!!
うどんに合いそうですよ。
こちらは、岩瀬先生がご用意くださった試食です。
にんじんのナムルと長ねぎのバター醤油焼き。
どちらも、味のポイントは
「極上 花粉(はなこ)」が使われていること。
花粉のうまみが、口の中に広がって
お料理の味を引き締めてくれます。
さて、今回のテーマ村井弦際の復刻料理は、
豊橋調理製菓専門学校の校長先生で、
村井弦斎の「食道楽 豊橋版」の監修もなさった
鈴木良昌先生です。
村井弦斎と本日のお料理について説明してくださいました。
こちらが、復刻料理です!!
・あさり飯
・いなだのあんかけ
・牛肉のみそ吸物
もちろん、まるぶん岩瀬商店のかつお節が使われています。
どのお料理もおいしかったのですが、
一番驚いたのが、牛肉のみそ吸物。
ものすごく力強い料理を想像していたのですが、
かつおと昆布のだしに、牛肉団子から出るうまみが加わり、
取っても上品なお吸い物になっていました。
そう、これはお味噌汁ではなく、味噌味のお吸い物なのです。
だしと素材のうまみ、そしてそのバランスが作り上げる味の世界。
今日も学ぶことの多い一日でした。
岩瀬先生、鈴木校長先生、
そして同じグループでお話させていただいた皆さま、
ありがとうございました。(*^_^*)