なにわの伝統野菜を送っていただきました。
京野菜、加賀野菜、あいちの伝統野菜などはいただいたことがありますが、
なにわの伝統野菜は初めてです。
ここで、なにわの伝統野菜の基準を。
1.概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜
2.苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種であり、
栽培に供する苗、種子等の確保が可能な野菜
3.府内で生産されている野菜
今回送っていただいたもののひとつは、鳥飼なすです。
大阪府摂津市鳥飼地区で、江戸時代から栽培されていました。
大正から昭和にかけて、広く栽培され、
最盛期には約60戸の農家が市場に出荷していたそうです。
しかし、栽培には多くの水を必要とすること、また労力不足から、
戦時中は栽培が途絶えてしまいました。
しかし、戦後、鳥飼地区の辻幸太郎が保存していた種から栽培が再開。
現在もわずかながら、生産が続けられている貴重ななすです。
大きさは、ソフトボール大の丸なすですが、
ちょっと下膨れ。
驚いたのは、包丁を入れた時の音です。
スパっというか、シャーっというか、
なすを切っているとは思えないシャープな音と触感なのです。
それだけ肉質が緻密なんでしょうね。
さて、この鳥飼なす。
どんなふうにいただいたかと言いますと、
半分は、赤こんにゃく、勝間南瓜(こつまなんきん)と一緒に焼きマリネに。
残り半分は、さっと焼いて野菜おでんに。
ちくわの右にいます。(^-^)
大きく切っても、厚く切っても、すぐに火が通るので、
お料理に使いやすいです。
焼きマリネに一緒に使った勝間南瓜もなにわの伝統野菜です。
こちらは、また後ほど。(^O^)/