以下 10年以上前に存在していたHPに掲載されていた
儀式次第のコピペです。
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式次第
1、魔法円を描く
半径約1m35cmの円を描く。書いてある敷物を敷いてもよい。
それもムリなら観想(瞑想、イメージ)で構わないが、円の大きさを正確に知る為、
公園などで一度実際に描いておくこと。魔法円は神と対話する”場”であり、
日常の空間から自分を遮断する事で儀式効果を高める。
2、魔法円を清める
儀式の結界を清めるのは、よく邪や魔を払うという言い方をするが、
つまり自分の中の雑念を消していく事である。
何者にも束縛されない本当の自分を見つめなくては儀式の意味は無い。
キャンドルとインセンスに火をつける。アサメイもしくは杖(火の象徴)を手に取り、
高く掲げ、自然の元素の力を呼び出す。
盛り土した皿に触れさせる。 「大地よ、ここに」
空中で振る。 「風よ、速く」
インセンスの煙にかざす。 「火よ、赤々と燃え」
水の入った中鉢に先を浸す。 「水よ、深く満たせ」
高く掲げる。 「四つの元素よ戻れ、第五の呪文へと」
東から時計回りに円を描く。実際にアサメイまたは杖を持ってなぞる。
この時に、火の象徴の道具の先から青いエネルギーの炎が立ち上る様をイメージする。
また、イメージの円の場合は、ゆっくりと明確に線のビジョンを作り、
そこに実際に円を描くときと同様に、青い炎のイメージを重ねる。
それから次のように唱えながら、円の周囲を三回回る。
「黒と白の魂、赤と灰色の魂、このルーンを開け。
円の四方よ、呪文を響かせ、東よ、南よ、西よ、北よ、自身の物語を語れ。
東は明けの赤、南は正午の白、西は黄昏の灰色、北は黒、力の場所。
三度まわって、円は描かれた。偉大なる者よ、古よりの魂よ、その証人となって、速やかに守りたまえ」
鈴を取り上げ、再び円を東から廻り始める。
「東の強き者よ、魔女の国の守り手よ、儀式の証人となり、この円を守りたまえ。」
鈴を鳴らして、南に向かう。
「南の強き者よ、魔女の国の守り手よ、儀式の証人となり、この円を守りたまえ。」
鈴を鳴らして、西に向かう。
「西の強き者よ、魔女の国の守り手よ、儀式の証人となり、この円を守りたまえ。」
鈴を鳴らして、北に向かう。
「北の強き者よ、魔女の国の守り手よ、儀式の証人となり、この円を守りたまえ。」
ベルを鳴らして、祭壇に戻る。今度は釣香炉を手に下げ、
ベルを鳴らしながら回ったときと同じように呪句を唱えながら煙で円を満たす。
祭壇に戻り、釣香炉を高く掲げる。
「高みにより、深みより、永遠に見守りたまえ。」
釣香炉を祭壇に戻し、鈴を鳴らす。
3、参入の誓い
北に向かって、腕を高く掲げる。アブラハダブラという11文字の「力の呪文」を11回繰り返す呪句を唱える。
「この日、この時、力の言葉を叫ぶ。アブラハダブラ。
灼熱の昼と暗黒の夜、光を求めるのは私の意思である。アブラハダブラ。
汚れたものどもは立ち去れ、この神聖な領域から。アブラハダブラ。
この名前は、11度唱える事で効果を生む。アブラハダブラ。
危険を乗り越えて先へと進め。アブラハダブラ。
心の奥の内なる声に従い、邪念から自分を守れ。アブラハダブラ。
見よ、真っ暗な夜に光が差し込める。アブラハダブラ。
古の偉大なる者たちよ、永遠の祝福を語れ。アブラハダブラ。
大地と空の境に、今私はある。アブラハダブラ。
神秘への一歩を、私はあえて踏み出そう。アブラハダブラ。
愛と光と生命の力よ、天の領域より私を救いたまえ。アブラハダブラ。」
オリーブ油をインセンスの煙に三度くぐらせる。油を指に取り、額にX字形に塗る。
「意識を自由に」
心臓部に塗る。
「心を自由に」
生殖部に塗る。
「身体を自由に」
祭壇の前で北を向いたままひざまずき、低い声で言う。
「夜の暗いとばりに、この儀式の時に、もっとも古き神よ、おいでください。
過ぎ去りし日は今思い出の中から蘇り、日々の惑いには、もはやとらわれません。
私は人生を、自由を、光を求めます。それらは永遠に満たされる生命の一部です。
それは宇宙を構成する星や石や木々と同じものです。
意思なす力よ、私の中で目覚めなさい。愛の永遠の炎よ、私の中で燃え上がりなさい。
古き者の魂よ、私をあなたのものと認めてください。この大宇宙の炎である生命の力よ。」
沈黙し、頭を垂れる。その後、リラックスしてあぐらを組んで座り、自分が納得いくまで瞑想する。
立ち上がり、香炉を掲げながら円を一周して煙を炊き込める。
祭壇の前に立ち、大地と豊穣の森の神(ヨーロッパでは有角神が一般的。パンやケルヌンヌスなど)。
その他、自然神に宣誓を行う。
「私はただ一人の私であり、あらゆる自然の一部である。
私は私のままであり、それこそが自然である。私は無垢であり、純潔である。
今、私は現在の私以上にならなければならない。外面だけでなく内面もまた真実を求めるように。
この場に集う全ての神々よ、私の内なる魂の汚れを払いのけてください。
外面と内面の命とがともに一つに結びつきますように」
立ち上がり、円の周囲を即興の歌などで歌い踊る。できるだけ激しく、無我夢中の状態が望ましい。
息が切れて立てなくなるほどに疲れたら、祭壇の前で座って休息を取る。そして、杯に酒を注ぎ、古の神に乾杯する。
「古き者たちに、楽しき集いに、楽しきこの場所に、そして楽しき再会に!」
心を真っ白にして、瞑想する。
4、魔法円を閉じる
瞑想の後、香炉をさげて東から円をまわる。
「東の守り手に。ありがとう、そしてごきげんよう、さようなら。」
南に向かう。
「南の守り手に。ありがとう、そしてごきげんよう、さようなら。」
西に向かう。
「西の守り手に。ありがとう、そしてごきげんよう、さようなら。」
北に向かう。
「北の守り手に。ありがとう、そしてごきげんよう、さようなら。」
祭壇に向かい、香炉を高く掲げる。
「高みの守り手に。ありがとう、そしてごきげんよう、さようなら。」
香炉を祭壇に置く。
「深みの守り手に。ありがとう、そしてごきげんよう、さようなら。」
ベルを鳴らす。
「儀式は終了です。」
キャンドルを消す。