日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

老いの行く末

2011-03-01 | 実家に関すること

2月になって、父のベッドにエアマットが入れられた。

エアマットを入れるについては

起き上がるのに不安定で、更に臥床時間が増えるのではないかという懸念があった。

それまでは午前中は寝ている事が多かったが、午後は目を開けていた。

それが、エアマットを入れてからはいつ行っても寝ている

エアマットによって腰痛も改善されたという事もあるのだろう。

起き上がるのはトイレと食事の時だけのようで、それも車イスを使用する事が多いらしい

1時間ほど父の傍らに座っていても殆ど目を開けないが、帰るからねと声をかけると目を開いて頷く。

 

先週行った時、フロア担当の看護師さんと話す機会があった。

もともと食事量も少なかったのが、ここにきて一段と食欲は低下

低栄養による昏睡に陥っても不思議ではない状態だと言う。

日に3度、高カロリー飲料を飲んでいるので何とか維持できているが、更に何か飲ませられないか検討中らしい。

 

もし、昏睡状態に陥ったら・・・

その時私はどうしたら良いのだろう・・・

 

 

父は四男でありながら、結婚した兄・姉に代わり両親を見送った。

母親が亡くなったのは父が1ヶ月後に22歳の誕生日を迎えるという頃で、それから1年半後に父親が亡くなった。

父が結婚したのはそれから1年後。

そうやって両親を見送った父は、自分の老後をどう考えていたのだろう。

何の根拠もなく、母に看取られて最期を迎えると考えていたのだと思う。まさか施設で何年も暮らすことになるとは思ってもいなかっただろう。

母が亡くなったあとは在宅に戻るという希望も無くしてしまったようだが、それはそれで切ないことだと思う。

コメント (6)
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