最近お気に入りの作家は藤岡陽子さん。いまは図書館にネット予約して本を借りているので、これまで読んだことのない作家の本を借りることも増えた。
これまでに5~6冊読んだ藤岡さんの本に、はずれは無い。
いま読んでいるのは「いつまでも白い羽根」
その前に読んでいたのは「晴れたらいいね」
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看護師の紗穂は夜間見回り中に大きな地震に襲われ、見回り中の部屋にいた患者の雪野サエとなって1944年のフィリピンへとタイムスリップするという話だ。
戦時下のフィリピンで、紗穂は日赤の従軍看護婦として友人の美津に助けられて過酷な日々を生きていくことになる。
戦時下のフィリピンで、紗穂は日赤の従軍看護婦として友人の美津に助けられて過酷な日々を生きていくことになる。
食料も物資も不足している中で傷病兵の手当てをし、手当の甲斐なく亡くなっていく若い男たちを見送る辛い日々。
間もなく終戦がやって来る。
それまでは何としても生き抜いて日本へ帰るのだと言う強い気持ちで過酷な日々を過ごす。
タイトルの「晴れたらいいね」はドリカムの歌らしい。
タイトルの「晴れたらいいね」はドリカムの歌らしい。
戦況の悪化によりマニラから北部へ移動せよとの命令を受け、紗穂たちは米軍の爆撃にさらされ食料が欠乏する中、必死の行軍を続ける。
山中を歩いている時に紗穂が歌ったこの歌が、仲間たちの励みになった。
山中を歩いている時に紗穂が歌ったこの歌が、仲間たちの励みになった。
戦中を生き抜いた友人の美津の、日記の最後のページに書かれていたのは
「わたしたちの未来は、晴れたらいいね」という一行だった。
「わたしたちの未来は、晴れたらいいね」という一行だった。
いま世界中コロナで大変だし、アフガニスタンも今大変な状況にあるし。
少しでもみんなが笑顔になる時が来ることを思っています。
アフガニスタンでは、彼の国のために尽力した中村哲さんの壁画が消されたとか。なんだか悲しいです。
私たちの子どもの未来は、本当に晴れたらいいな。