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YouTube: George Yanagi&Rainy Wood - 酔って候"Yotte Sourou" (LIVE)
柳ジョージさんが亡くなられたんですね。
そんなに日本のロックを良く聞くわけではないんだけど、柳さんや、先年亡くなられた忌野清志郎さんとかは格好良かったなあ。
「酔って候」も、最初に聞いたときものすごくインパクトがあった。普通の歌謡曲の歌詞って、君が好き愛してるやさしいあなた、みたいな言葉の組み合わせがふつうなのに、いきなり「酒と女が大好きで・・」という言葉が出てくるので、すごいと思った。ただ、その歌詞が何を意味しているのかはそのときはわからなかった。
司馬遼太郎が土佐山内容堂を描いた、同名の小説を読んだのは大学生の時で、読み始めてああ、あの曲はこのことを歌っていたんだ、と気がついた。柳さんが実際に小説からインスパイアされて、この曲を作った事を知ったのはネット時代になってからだ。ちなみに僕は、「酔って候」を手に取ったのがきっかけで、その後竜馬がゆくを手にすることになり、しばらく幕末ものにはまっていた。
もう一つ、曲の途中でバックコーラスが何か言っている。普通は英語のかっこいい言葉とかが使われるのだが、何を言っているのか、全然聞き取れなかった。
これもネット時代になって、「鯨海 酔侯」と言っていることがわかった。山内容堂が自らを称するときに良く用いた言葉だ。柳さんは余程この小説がすきだったんだろうな。単なるインテリの酔っ払いのお話ではあるのだが。
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YouTube: 柳ジョージ & レイニーウッド さらばミシシッピー
これはレコードを買った。何かのコマーシャルで使われていたのだ。確か外輪船がゆっくりと大きな川を航行している、みたいなシーンのバックに流れていた。
男の世界、一つの時代を作った世界がまた消えていく。後ろを振り向いていても仕方ないけど、やはり少し寂しい。特に今の自分にはきつい。
ご冥福をお祈りします。