昨日の地震には驚かされた。津波も到来したが、幸い、非常に大きな被害はなかったようだ。朝の緊迫したニュースを聞きながら家を出て、影響で遅れた電車に揺られながら出社した後は、目の前のことに忙殺された。だれも地震のことは語らない。帰りがけ、やはり話したかったのか、会社の子がやってきてひとしきり話したけど。
ついでですから、朝方あちこちの局をザッピングしたときの映像を。
そういえば、「シンゴジラ」で、政府会見が多数のテレビで映し出されている、ビックカメラの店内と思しき場面があり、そのなかで一台だけ、テレビ東京らしき局がアニメを流していた、とネット上で話題になったことがあった。この日の朝、他局が一斉に「すぐ非難を!」「津波、逃げろ!」と、港の映像を背景に放送している中、テレ東だけNYSEからの中継画面になっていて、特派員が株価の話をしていたな。ブレない放送局…。 ただし、テレ東の名誉のために付け加えれば、中継は間もなく終わり、その後はスタジオから地震関係のニュースをやっていた。
あのときは海外でも速報されていて、BBCも6時半(日本時間)のニューストップで報じていた。「あの原発の事故のあったフクシマ・・」と言っていた。CNNでは海外特派員とアンカーが会話していたが、その特派員がどこから中継していたかというと、なんとIstanbul, Turkey からだった。。
なんでやねん、ひょっとしたらCNNはトルコもアジアだから同じようなもんだと思ってんのかいなと、非常に不思議に思っていたのだが。
いましらべたら、Will Ripley さんは2年前に東京に着任した特派員で、日本の現状を積極的に取材している方のようです(例)。。この時は偶々トルコに出張取材していたのでしょうね。
閑話休題。それにしても今年は地震が多い。春には九州で大きな地震が、それも長く続いて大きな被害を出した。ほかに台湾、エクアドル、イタリアでもかなりの被害が出た。気象も例年異常だなどと言っているが、当地では夏には雨が多かったし、昨日はやたら暖かく、明日は雪だと。。
まだ1年を振り返るにははやいが、そういえば今年はやたらとスパムメールが発生した年でもあった。春ごろまではなんてことなかったが、夏にかけてやたらと来るようになった。オフィスと、自分用の二つのアドレスに来る。ほとんどはフィルターされて迷惑メールフォルダに収まるが、時折選別されないものがあるのが厄介だ。自分用アドレスのうち、niftyのものはフィルターがきちんと効くので、キーワードをいくつか設定して受信拒否している。
ocnにもフィルター機能はあるが、どういうわけかこれがうまく機能しない。設定してもすり抜けて受信してしまう。やったものがうまく行かないのは気になるもので、一時期はあれこれ悪戦苦闘していろいろ試したのだがだめだ。一度キーワード「題名:TANUKI」がついていないものは受信拒否、とやってみたら、普通のメールは当然来なくなるが、迷惑メールだけは来てしまったのには笑った。
結果、何をしても来るなら何もしないほうがまし、ということになり、キーワードフィルターは撤去した。ほとんどのものは「迷惑メールフォルダ」に入るのだから、未読メールの数が増えてくるのさえ気にしなければ、実務上問題はない(ただし前述のように、すり抜けがあるので気を遣うが)。
一番上の写真は「迷惑メールフォルダ」にたまったメッセージ。ウィルスは自動で削除されている。
ここにも「佐川急便」というタイトルが見えている。今月中旬にも、Amazonを語るフィッシングメールが一斉に飛んだことがあった。NEXONを語るフィッシングメールは、今週に入ってから多数飛んでいるようだ。
日本語タイトルの場合は注意が必要だが、実はこれらのアドレスは日常来る相手が限られているので、スパムと混同する可能性はまずない。それでも銀行ネットバンク(送信元アドレスも、本物そっくりの)からのメールが来たときはぞっとした(この銀行にネットバンクの設定はしていないが)し、使ってないゲーム会社から「登録アドレス変更のお知らせ」が来たときは、実際にその会社のサポートに通報した。
1日の到来数は、ocnの場合多いときで8~9件あった。全体の傾向として、どういう理屈なのかわからないが、土日は件数が減る。英文メールの多くはビジネスメールを語っているので( 'Documents required' とか、'shipping documets'など)、整合性を図るためだろうか。これが今のような処理法にした9月ごろから最近まで続いていた。
今月中旬ごろから到来メール件数が滞り始め、日によっては来ない日も出るようになった。これを書いている現在、日平均2通くるかこないかというところ。ただし油断はできない。ここ数日でもすり抜けが数件出たし、ウィルスアラート(本文または添付ファイルにウィルスを検出した場合削除し、その旨警告連絡をしてくれる機能)も再三出ている。
今日の迷惑メールの多くは、フィッシングメールとか、標的型スパムというやつなのだろう。単に不快なだけではなく、個人情報搾取とか、実害があるだけに厄介だ。
藤沢周平が街の落書きを見て、「こうしたものは、社会がそのバランスを保とうとしていることの現れなのだろう」などと言っていたが、まあ世の中には現実問題として一定の「悪」が存在するということか。
フィッシング対策協議会:URL
うむ・・軽く書くだけのつもりが、長くなってしまった。