週末、ちょっと天気は悪かったですが、どうやら季節はすっかり春ですね。寒の戻りといっても、辛いほど寒いわけではない。
雨も、命のぬくもりを感じさせる春雨という感じです。
さて、昨日買ったマランツのCDプレーヤー。買い替えるきっかけになったCDだ。
2月の半ばごろに入手して、メインシステムで聞こうとしたら、プレーヤーが故障していた。
書斎のミニコンポでは再生できたし、家の中を探せば再生装置には事欠かないが、やはりメインシステムでじっくり聞きたかったのだ。
ほぼ同じころ、シカゴのCDも買った。当然これも再生できなかった。
キャロル・キングのCDは、1971年のライブ録音(CDの発売は’96年)、シカゴは’75年のリリースだ。こうした古い録音は、うちの古典的メインシステム(アナログアンプに3ウェイスピーカー)と相性が良い。
わざわざそんなことを書くのは、例えば椎名林檎などはメインシステムで聞くといささか聞きづらかったりするからだ。あれはヘッドフォンとか、ミニコンポなどで聞いた方がしっくりとくる。音源とマイクが近すぎ、あまりニュアンスのようなものは再現されないというか、初めから入っていない。聞き手の環境に合わせるようにしているのだろう。それ自体は別に新しい傾向というわけではないが、たぶん70年代前半ごろは、古典的なシステムを前提とした音作りがなされているのかもしれない、と思ったりする。
音の話ばかりしているが、音楽を聞いていると、やはり自分の中の70年代に触れる気がする。
現実にはリアルタイムでは聞いていないのだが、自分の’70年代の経験、古い小学校の木造の床の凸凹とか、そんな感触がよみがえってきたりする。
不思議といえば不思議だ。
片づけないといけないのに、ついPCで古い写真とかを見てしまう。
これは今年の、撮りたての写真だが、9年前、10年以上前にも同じ桜の写真を撮っている。
少しずつ、周りの様子が違っているのが分かる。
先週はまだ7分咲き程度だったが、もう葉桜だね。