うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

自転車の視点

2017年04月02日 | 日記・エッセイ・コラム

前回はあまり美的とは言えない写真を冒頭に掲げていたので、今回はきれいなものを;

先日ワカケさんのいた桜の木、だいぶ咲いてきて7分咲きぐらいになった。この日もワカケさんや、目白、ヒヨドリなどを見かけた。

樹が少ないので大変だろう。

住まいが移っても、今の地域と縁が切れることはなく、引き続き頻繁に訪れることになる。

自分の拠点はなくなるというか、何十キロか離れることになる。多少の不便はあろうが、まあ仕方がない。

今の住まいに落ち着いたのは19年前だが、それ以前からこの界隈、だいたい10キロ四方くらいの範囲のところに住んでいた。

何度か転居をしたが、この地域にはもう足かけ27年ほど住んでいることになる。

いずれも自転車でそれほど無理なく移動できる範囲だ。

移転後、この地域へは電車(+徒歩)または車でアクセスすることになる。

徒歩、自転車、車、それぞれの移動手段には適切な距離感や利用方法がある。

徒歩で20分を超えるような移動はちょっとしんどい。車でもいいが自転車のほうがカジュアルだ。

自転車も、30分以上かかるところは車にしたほうが無理がないように思える。

自転車には自転車の視点がある。車だと流れが速いし、運転手は常に前方を注視しているのでまわりが見えにくい。

自転車だってよそ見はそうできないが、もう少し自由だ。歩きに比べると、次々と現れる風景から得られる情報も多くなる。

それに、車の通れない狭い道も通れる。

一方通行も逆走できる(自転車になれた道は、車だと走りにくい時がある。普段通っている道が進入禁止で戸惑ったりとか・)。

昔は(といっても、個人的にはつい最近だけど)ナビも無かったけど、経験的に近道を探したりしていた。今思うと、どうやって見つけたのかな、とびっくりするような行き方を知っていたり。。

このあたり、結構変化が多くて、飽きないところだ。

自然も残っているし、テレビで紹介されるような繁華街へも近い。

もちろん車でも、毎日のように通えば印象に残る風景が見つかったりもする。

ただ、それは車の視点であって、自転車とは違う。歩きも然り。

かつて通った道を、久しぶりに走ってみた。

で、思ったんだけど、ここ数年、自転車余り乗らなくなったな、自分、と。

若い頃というか、30代半ばくらいのころは、結構あちこち。。それも、趣味的な自転車ではなくママチャリで、観光的なことではなく、買い物とかの用事で。

歩くことは今でもけっこう歩いている。鎌倉行ったりとかね。地元周辺を移動する機会はあまりなくなっていた。

昔良く行った図書館、大手系ではない小さなスーパー・・。飲食店は変化が激しい。

3年前見たとき、小鳥を売っていた店は、今回みたらシャッターを閉じていた。

 

図書館の近くに、通りに面して明るいリビングルームが見える家があったのだが、今はどこに建っていたのかも分からない。

ビクターの密閉型のスピーカーが見えて、あれを鳴らすとどんな音がするんだろうな、と想像したりしていた。もう20年以上前の話だ。

若い頃住んだ町を見ているうち、この辺のワンルームとか、今借りたらどうかな、と思をめぐらしてみたりして。。

そう思いながら我に返ると、う~ん、やっぱり歳月は流れているな、と、改めて思っちゃうよな。

昔はよく、道を通りながら、将来はこんな家に住みたいな、こんなところで暮らせたら、どんな気分だろうか、などと思ったりしたものだが。

 

コメント
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