今ごろ気がつくのもなんなのですが、政党名を幕末風味にするところが多いのはどういう趣向なのでしょうね。旧弊な社会を改めたいという意があるのかもしれませんが、ひじょうに剣呑な時代でもあったのですけどね・幕末。
どちらかと言うと、今の日本人は幕末にある種のロマンを感じているようです。
ちらちらと選挙公約等をみていますが、新味のある政策はあまりないようです。相変わらず消費税をいじるのが好きな党が多いですが、税率をコロコロ変えられると現場の対応が大変なのでよしてほしいです。ましてや時限的に下げるなんて、聞くとげんなりします。
消費税やめれば楽は楽ですが、通貨の信任が下がりますから、色々困るんじゃないかと思います。
日本経済がとても良かった時代にも、ロマンを感じる人は多いようです。いわく日本を取り戻せ、のような。
言うは易しなのですが、この先人口も減っていくなかで、何か新しいことを考えていかないと・。
島崎藤村「夜明け前」の青山半蔵はナイーブな旧家の長男で、彼なりに変わりゆく日本の事を色々考えたのですが、最期は時代に押しつぶされてしまう。
昔は高杉晋作とか坂本龍馬とか、破天荒な人物にあこがれたこともありましたが、歳とともに、時代に伍していくのは簡単な事じゃないな、と実感するようになりました。
この先乱世が来るのかどうか、わかりませんが、なんとか生き抜いていかないとですね(なんか変な話に変わってしまった・・)。