『若生 (わかおい) 昆布』
薄くてやわらかいまだ1年未満の若い昆布を収穫したのもので
炊き立てのご飯をこれで包んでしばらくおき、
昆布の旨味がご飯と一体化した頃にがぶりと食します。
津軽の郷土料理のひとつです。
おからをご飯の代わりにしたおから寿司。
ストレスフリーなダイエットにぴったりなメニューです
あまり小さく切り分けると崩れてしまうので、
ひとつがかなり大ぶりではあります。
ですが、やっぱりしめ鯖と昆布の相性には納得してしまうこの組み合わせ、
うん、美味しい。
天神串!キクラゲはこんぶの代用品!大阪・天神祭がいよいよ近づいてきました。
氏子が宵宮(よみや)に必ず食べる三つの食べ物があります。
「鱧」「白天(大阪ではさつま揚げのことを天ぷらと言います。)』
そして「貝割れ菜」です。
謂われのついてはいろいろな説があり
はっきりとはわかりません。
私の知る限りでは次の文章が一番わかりやすく説明していると思います。
ご本人の許可を得て掲載します。
天神祭の食べ物の由来
古くから天神祭の宵宮(よみや)には “ 白天 ” と “貝割菜のおつい”
“ 鱧の落とし” をいただく風習がございました。
貝割菜は稲妻を、
白天は雷によって空が白む(しらむ)様子を、
すなわち天神(てんのかみ)となられた
菅原道眞(すがはらみちざね)が
冤罪(えんざい)の恨みを晴らすべく、
その御神力(ごしんりょく)をもって「白光(びゃっこう)、
天に満(みつる)が如く」と示された様子を表しております。
鱧は水がなくともしばらく生きるほどの強い精を持っており、
夏場でも食べることができる生ものとして重宝されておりました。
また
そもそもの白天には、だしを引いたあとの昆布が刻まれて入れられており、
キクラゲはその代用品でございます。
貝割菜は大根の間引き菜のことで始末の料理でございます。
天神祭というハレの日でも、
目に見える華美な贅沢を慎み、
始末を忘れない大阪人の心意気が表す料理でございます。
コピーライター 中田諭志
おつい=お汁の船場言葉です。
出典元
昆布革命さん