
デトックス作用が強いクレソン。
ウオータークレス、和名を水ガラシ、オランダガラシと言います。
Bカロテンが豊富、ビタミンC,抗酸化作用もあります。
奥底にはピリッとする少しの辛さが感じられますが、レフォールと言うワサビに含まれるのと同じ成分です。
清々しいクレソンは、大人になってから好きになった香味野菜。
消化を助け、口の中もサッパリさせてくれるので、肉料理の付け合せやサラダに最適です。
私が1番好きな食べ方は、クレソンがたっぷり食べられる “ お鍋 ” です。
春のクレソンは茎が細めで柔らかく、お鍋に向いています。
昆布だしが入った鍋に、鶏つくねのたねをスプーンでポンポン落として火を通したら、クレソンをそっと横たえるように置いてサッと煮ます。
野菜はクレソンだけ、他の食材は入れない方が、味が濁らなくていいと思います。
ジャコをごま油でカリカリに炒め、千切ったクレソンにたっぷり散らしたサラダもシンプルですが好相性です。
花山椒・山椒の花・山椒(さんしょう)・スパイス
一年に一度、ほんの一瞬の短い期間だけ楽しめる花山椒(山椒の花)。
上品な風味を生かして酢の物、和え物、椀物に入れる、掘りたての筍と炊く、温めた甘辛いつゆにこれでもかと花山椒を入れ、薄切りの牛肉をさっとくぐらせて煮えばなをいただく、佃煮にするなど思う存分堪能したい。
雌木になる実は6月頃になり青山椒とも呼ばれ、秋以降完熟乾燥したものを挽くと粉山椒になります。
若い木の内側のアクを抜いて醤油で煮た珍味は刺激的。
山椒の香りが大好きな私は、毎年そわそわしながら庭の木になる実を心待ちにし、足りない分は市場に行って自分へのご褒美として奮発し、沢山仕込んで1年中料理に多様します。
花、葉、実、皮のすべてが楽しめる山椒。昔はお腹の虫くだしに良いとされていました、身体を温めて胃の調子を整え、気の巡りをよくしてくれます。
BY http://yumikoizawa138.jp/date/2020/04/