当帰(とうき)の名は小耳にはさんだことがあると思いますが、婦人科の病気に用いられることが多い生薬です。
月経不順や瘀血(おけつ・血のかたまり)、血行不良に使用し活血(かっけつ・血を巡らせる)に身響きます。
便秘の種類としては血虚便秘のタイプの便秘(血が不足して起きる)効果があるとされています。
足腰の冷えが気になる、めまいや耳鳴り、肩こり、寒部の痛みにも効能があります。
冷えが気になる方は、当帰に黄耆をシンプルに配合したものが「当帰補血湯」試してみるといいですね。
頭寒足熱といって、頭は冷やし、足は大事に温めるようにします。
市販されている当帰は、根を乾燥させたのですが、生の当帰の葉は少しセロリや芹のような風味がしますよ。
農家さんは天麩羅にする事が多いと伺いました。
もしも柔らかい若葉が手に入った時は、茹でたり炒めたりと料理に使用出来ます。
生薬としての当帰は、鶏のスープを作る時にポンと入れる、あるいはスペアリブの煮込み料理、カレーなどに加えます。
黄耆(おうぎ)を加えると、さらに滋養が高まりますよ。
当帰に黄耆をシンプルに配合したものが「当帰補血湯」です。
BY http://yumikoizawa138.jp/date/2017/03/