百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

蘇れ、思い出の中の遊山箱

2015-12-07 | Weblog

「蘇れ、思い出の中の遊山箱」




おはようございます。


うさぎや 店主の岩佐です。


風がなくてもつぎつぎ散って重なる銀杏の木の落ち葉
 

しょっちゅう掃いているけれど、朝にはまたもとどおりです。


でも、これもほんの少しのあいだの行事のようなものですね。

 

「冬が来るぞ、暮れの準備も急がなぁ」


という自然のメッセージで、なんとなく気忙しくなります。

 

この季節、好きなのは柿の木です。

 

陽の色をすかして見る柿の葉の裏がわ

 

朱色、赤、薄緑、黄、入ってみだれる紅葉。

 

そのとなりに、彫りの入った栗の木の茶色、薄黄色があって・・・

 

これが日本の色だなぁ~て感じます。

 

 

ほんの少しの、このあいだに、北風小僧がやってきて、

 

冬野菜を陽にあてるのも今年も、もうわずかになりました。

 

寒いとはいっても京都ではまだまだ、

 

干した大根や白菜が凍てるというほどではなく

 

陽にあてるのはうってつけの気候です。

 

大根は不揃いでもいいので新鮮なものを数本、



四つ割りにして物干し竿にかけていたら、

 

きれいに割り干し大根ができます。

 

さて、

 

お約束の「遊山箱」のお話の続きです。

 

 

 


ものに心はありません。

 

しかし心はものに宿ります。

 

子供のころに好きだった道具のおもかげがふとした瞬間に心に蘇り、

 

たまらない懐かしさに襲われることがあります。

 

過ぎ去った子供時代はもう帰ってきません。

 

戻らないからこそ、幼い日の思い出が詰まった“何か”に、

 

いま再び出会いたい。

 

そう願ってしまうのかもしれません。

 

そんな多くの人の思い出の詰まった「玉手箱」が、

 

徳島県にあります。

 

「遊山箱」という名前を聞いたことがありますか?

 

かつて徳島県で広く使われていた小さな重箱です。

 

三段から四段くらいの小さなお重が、

 

取手のついた木製の入れ物の中に仕舞われたかわいらしいものです。

 

通常の重箱の一回りも二回りも小さいのは、

 

子供のための道具だからです。

 

お節句のご馳走を詰めたり、

 

子供たちが遠足や外遊びに出かける時、

 

家の人が持たせてくれたのが、この遊山箱だったのです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

歴史は江戸時代にまで遡り、

 

昭和40年代までは子供のいる家庭でごく一般的な道具だったといわれています。

 

しかしその後使われることも減り、

 

いつしかその姿を見ることはほとんど無くなりました。

 

しかし誰もが思い出の中の遊山箱を忘れたわけではありませんでした。

 

数年前有志たちが集まり、

 

「阿波の玉手箱」と呼ばれた遊山箱の復活へと向かい始めます。

 

再び阿波の職人による遊山箱を!


この遊山箱

 

かつては主に船大工が片手間に作っていたものでした。

 

しかしノウハウを持つ職人が居なくなった今では全てが手探りです。

 

プロの職人であっても「片手間に」というふうにはいかなかったようです。

 

一度失われた生活文化を取り戻すのは大変難しいことです。

 

それでも試行錯誤の末に完成した遊山箱は、

 

地元商店街のお祭りで初めて公開され、

 

多くの人の心に子供時代の楽しい家族の思い出を呼び覚ましました。

 

このことをきっかけに遊山箱は少しづつ息を吹き返しています。

 

現在では伝統的なデザインのものから現代的でポップなものまで

 

様々な趣向のものが次々と登場し、

 

じわじわと全国に名前を知られるようになってきました。

 

ピンクや赤の外箱にカラフルなお重が収められた

 

とても可愛いらしいものもあり、

 

思わず一つ手元に置いておきたくなります。

 

徳島には遊山箱を持って遠足に行くことを毎年の行事にしている

 

幼稚園もあるとか。

 

子供の成長を願う親の愛情が詰められているといわれる遊山箱は

 

子供たちが大人になったとき、

 

友達と小さなご馳走を広げた幼い日の

 

出来事はかけがえのない思い出として心に残ることでしょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

吐き気がしたり頭痛がする時は、


生姜を摺り下ろして梅干しを1個入れ、


熱い番茶を注ぎ、フーフー言いながら飲みます。


梅干しの種は口の中で味が無くなるまでなめてください。


すると頭の重さは軽くなり、


もしお腹が痛い時はさらに醤油を数的垂らして


気がついたら痛みが収まっています。


こめかみに梅干しをちぎって貼るのも良くなる一つの手です。


薬に頼るよりも体に優しく、治癒力もつきます。


この場合、梅干しの塩分濃度は必ず20%必要です。


減塩が健康の秘訣のように言われていますが、


私の考えは違います。


減塩を唱える前に塩を吟味することの方が重要。


私が長年使っている塩は『藻塩』。


この塩のお陰で


頭痛や吐き気や腹痛に効く無敵な存在になるのです。

 

 

 

八日(火曜日)明日は通常の営業日です。

 
今日も、皆さんのhappyな一日を願っています(^-^)
 
ゆったり、ほっこり♪
 
 
巻寿司大使・昆布料理研究家・岩佐 優


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① http://kyoutousagiya.jimdo.com/

②お電話  075-573-5523

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週末から埋まってきておりますので

どうぞお早めのご予約をお薦め致します。

年末は三十日までの営業です。


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