この日の「ガッテン!」で紹介されたのは16歳の男子高校生。研究のきっかけは幼い頃の経験でした。
そこで蚊の飼育を始め、つぶさに観察します。
蚊に刺されやすい妹を助けたいと、独自に研究を行ってきた京都教育大学附属高校2年の田上大喜(たがみだいき)くん(16)。
妹のいったい何に惹かれて蚊が集まるのかを様々な実験で調べたところ、
靴下に蚊が反応し、
盛んに血を吸おうとする行動を起こすということを発見しました。
蚊に刺されやすくなる原因は常在菌の種類の多さ
さらにその手がかりとして「足の常在菌の種類の多さ」(皮膚に必ず存在する菌)に着目します。
田上君は、多くの人の足の「常在菌(じょうざいきん※)」を培養してみました。
すると蚊に刺されやすい人とそうでない人とでは常在菌の種類が大きく異なっていることをつきとめました。
蚊に刺されやすい人は足の『常在菌の種類が非常に多い(多様性が高い)』ことが分かったのです!
もし、足に潜む菌が蚊を招いているのであれば、足を除菌すれば良いのではないか?
実際にアルコールを湿らせたティッシュで足首より下を拭き、
消毒させたところ、刺された蚊の数はなんと3分の1に!
(効果が期待できるのは数時間とのこと)田上くんは仮説を実証してみせたのです。
ユニークな気づきから行動を起こし、
疑問を発見に結びつけた田上くん、ネット上でも驚きの声があがっていました。
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