在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バルバレスコ・バサリン 2006” ネーグロ

2009-06-07 01:09:50 | Piemonte ピエモンテ
“Barbaresco Basarin 2006” Negro –Piemonte(点数8.5-)
ずっと前に、値段と品質のバランスのとても良いワイナリーとして紹介されていて、飲んだことのあるワイナリーである。
ただし、その時は、バローロではなく、バルベーラが紹介されていたような気がする。
確か、わかりやすく飲みやすいワインを造っていて、万人に受けるという印象を持ったと思う。

さて、バルバレルコ、つまりネッビオーロで米ぬかの香りを感じたのは初めてかもしれない。米ぬか…どこから来るのか?と思ったが、あまり深く考えないことにした。
そして、やや緑の香りが強い。フルーツと花もあるが、隠れてしまう感じである。
奥行きというよりは、ちょっと小ぶり、しかし、全体にまとまった感じが心地よい。
味の方は、香りと違ってフルーツがきれいに広がる。そのため、とても好感が持てる感じ。タンニンは若く、気になるほどではないが、やや渋みがある感じ。後味はすごく長いというわけではないがなかなか良い。

調べてみたら、1670年創設のワイナリー。ひえ~というくらいの歴史がある。