在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

怒っちゃあいけない ここはイタリア

2016-04-15 19:47:05 | もろもろ、つれづれ
約束は流れる可能性が高いと思うのが正解


友人A(男性)が
ー週末にみんなで会わない?よかったらB(女性)に言ってオーガナイズしてよ。
ーOK。Bに伝えるね。
とは私。
早速、Bのオーガナイズで、金曜日の夜、いつもの場所、20時に集合となった。行けるのはこの時点で、BとC(女性)と私の3人。

しかし、週末しかローマに帰らないAは、今週はいつもより忙しいらしく、金曜日と知った時、
ー遅くなると思うけど、なんとか合流できそうだったら合流するね~
との回答。

声をかけたもう一人の友人D(女性)も今ミラノで、
ー金曜日にローマに帰ると思う。連絡するね~。

金曜日の夕方になった。一応、出かける支度をするのは私。でも、そこでふっと、思うところあり、オーガナイズしたBにメッセージを入れてみた。
  まさかね~
そう、そのまさかであった。

ーなんか、みんなダメそうだから行かないわ~

ここで、ぐぐっと堪える。ここはイタリア。
突然、全てがドタキャンになっても怒ってはいけない。(出かける支度をしたのに。。。)

しかし、私は日本人。
連絡がなかったDは多分来ないからいいとして、ミラノから、うまく早めに帰れたら本当に来るだろう友人Aには、今日の約束は流れたと連絡。


ここで連絡しなかったら、どうなるんだろう。
ミラノから、ちょっと急いで帰って、タクシーで場所に乗り付けて。。。。誰もいない。。。。
日本人なら怒るよね。

いや、実は、その思考自体が日本人。(とは知っている)
イタリア人なら、

 ミラノから、ちょっと急いで帰るはずがなく、だからやっぱり来れない



 ミラノから、ちょっと急いで帰るはずがなく、タクシーでのんびり場所に着いたけど誰もいなかった。でも、そこで、1杯飲んで適当におしゃべりして帰った。
 ーあはは、今日、約束してたけど誰も来なかったんだよね~
 と言いながら。

今日はのんびりお家ワインに変更。。。。


こんなのも飲みたい。


サッポロ 旬のワイン 苺のワイン 500ml
旬のワイン
サッポロビール

Vinitaly 今年も行ったガソリンスタンド 生牡蠣とフェラーリ

2016-04-15 17:06:30 | イタリア・ワインABC
今年も行ったガソリンスタンド(と言っても給油ではない)
スプマンテと生牡蠣と生のスカンピ(手長海老)を食べに



ヴェローナのヴィニタリーのすぐ隣にあるガソリンスタンド。
場所柄、結構大きめのガソリンスタンド。
メインの入口、カングランデから見て左、サン・ゼノの入口の裏にある。

いったいいつからこの商売をやっているのか、またヴィニタリー以外のフィエラ(見本市)の時もやっているのかは未だにミステリーなのだが、その昔、某団体のメンバーと某ワイン年鑑のためにヴィニタリーに行っていた頃は聞いたことがなかった。
まだまだ未熟な頃、(イタリア人の)先輩方にヴィニタリーのコツやらなんやらいろいろと教わったものだが、このガソリンスタンドの話は出なかったと思う。

しかし、想像するに、当時はまさかガソリンスタンドを居酒屋並みに変身させる許可はとれなかった(というよりそんな許可はなかった?)だろうから、やはりなかったような。。。
この手の許可が取りやすくなった数年前ではないだろうか???
許可なしではできないだろうし。

それにしても、ローマじゃあ、絶対に取れないだろうなぁ~この許可。
さすが、と言っていいのか、ヴェローナ。信じられない。

  ガソリンスタンドで生牡蠣、生エビをスプマンテと共に食べる

が嫌いな人も多いと思う。
(参考までに、ビールもあるし、カフェもあるし、ハム、チーズ系ももちろんある)



とにかく人が多いし、何を言ってもガソリンスタンドだし、うるさいし、ガサガサしてるし。

ガソリンスタンドは夕方から営業休止。
中にもテーブルはあるが、外に、8-10人はかけられる大型の木のテーブルが15位は出ている。
ちょっと遅くなると、それももう超満員。すごい盛り上がり。
初めてだと、ここはどこ??の雰囲気。

しかし、こんなところだが、これが結構美味なのである。
好きならやめられない。



実は、生牡蠣はちょっとショボい。しかし、海から遠く、かな~り遠く離れているヴェローナで、それもガソリンスタンドで食べるとなると、付加価値(???)が付き、意外と美味しく感じる。
ところが、生のエビ(スカンピ)の方は、これが結構美味しいのである。
どこぞのトラットリアで出てくるものより、身がぷりっとしている。



そして、スプマンテ。
プロセッコ、などという人はいないんだろうなぁ~(という雰囲気。悪くて巨大ジョッキのビール)
ジャンパンを開ける人もいるし、普通でフランチェコルタ??
フェラーリはいつも人気。
そこで私たちもフェラーリ。

エビも生牡蠣もプラスチックのお皿に盛られ、フォークもプラスチックなのだが、一応雰囲気はある。(ちなみに、調理したものはない)

レストランに行く前のアペリティフ。
なにせ、周りの道路は超渋滞。それなら、ここでちょっと時間を過ごしてから出発という方が粋だったりして。

また来年も行くんだろうなぁ。。。。きっと。



フェラーリ!!

フェッラーリ マキシマム ブリュット NV 750ML 1本
フェッラーリ
日欧商事 株式会社