在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Io e lei di Maria Sole Tognazzi 私と彼女

2017-01-16 11:22:08 | 何故か突然イタリア映画
Io e lei 私と彼女
監督 マリア・ソーレ・トニャッツィ

レズビアンの世界を綺麗に描いた作品




仕事が入って、いつもの上映会で見逃した作品。
ネットで見られるようになったので、うちで。
そこで、上映後の監督インタヴューはなし。

昨年の映画館での公開時、それなりに成功した作品。
女性監督の作品で、話題になったと言うと言い過ぎか。

主役は、大御所女優マルゲリータ・ブイと超グラマー女優のサブリーナ・フェリッリ。
最近、ゲイの世界が出てくる映画はちらほらあるが、これはその反対のレズの世界を描いたもの。
かなりきれいな仕上がりになっている。

フェレッリ演じるマリーナは元女優で、今はちょっとした事業で成功している。公というわけではないが、レズであることを隠さない。
方や、ブイ演じるフェデリカは、離婚して、思春期の息子の母親でもある。
二人が一緒に住み始めて5年になるが、フェデリカはまだレズの関係を隠したがるし、恥ずかしいと思う部分がある。

そのフェデリカの前に、昔の、ちょっと気になる男性が現れ「浮気」をすることに。
ただ、彼女は「浮気」だとは思わない。(だって、 むしろ、こっちがノーマル)
マリーナの方は、怒って、彼女の持ち物を全て浮気した男性の元の送ってしまう。

フェデリカがノーマルな世界に戻るかと思い気や、最後はマリーナの元に戻る、というエンド。

面白かった場面は、フェデリカが息子に「好きな人ができたのよ」と打ち明けた時、息子の方が「それって男性?それとも女性?」と聞く場面。
「また女性でも、もう免疫ができてるからね」

ちょっと出来過ぎの息子。
そこはコメディ。

最後、フェデリカとマリーナが元の鞘に収まってしまうのは、ちょっとご愛嬌というか、やっぱりこうなるよね〜という感じで平凡過ぎだが、こうならないわけにはいかないような設定だよねー。。。

フェリッリは超グラマーで、まあ大きな胸をトレードマークにテレビ界にも出現、知らない人はいないくらい有名な女優だが、あれ〜パオロ・ソレンティーノの有名な「グレート・ビューティー」にも出てたのね。それにしても、太った。。。。(人のことは言えないが)

監督は女性。インタヴューでは、あなたももしかしたら隠れレズですか?という質問が出たような気がする。。。

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