乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

池田文庫 1   池田文庫には歌舞伎関連資料あり

2011-03-04 | 舞台・音楽 雑感メモ




       池田文庫




 池田文庫を訪れる。

 資料閲覧者はいない。

 中には係員がお一人ではさみを持って何か作業をなさっていた。

 資料室を見たかったが、階段は棒で塞がれている。

 尋ねるのはおこがましいので、静かにその場を去った。

 残念だなぁ。

 歌舞伎関連の資料が多いはずなんだが、残念だなぁ…。


 



 池田文庫公式HP









 Oh! 何と☆

 
 昨年、池田文庫では次のような資料展が開催されていたらしい。

 当代(十五代目)仁左衛門丈より池田文庫に寄贈されたという、十三代目片岡仁左衛門丈 嵐璃寛関係の資料だとさ@@

 見そびれた! ><::





池田文庫公式HPより引用▼



  第79回

   十三代目片岡仁左衛門旧蔵 嵐璃寛関係資料展

    平成22年4月16日(金)~5月30日(日)



 平成21年1月に、十三代目片岡仁左衛門丈(平成6年<1994>没、以下「十三代目」とする)が守り続けられた嵐璃寛関係の資料が、当代(十五代目)仁左衛門丈より池田文庫に寄贈されました。
 三代目嵐璃寛・四代目嵐璃寛を描いた極美の大量の錦絵をはじめ、明治初年の歌舞伎番付、これまで知られていなかった二代目嵐璃寛の一代記『橘草紙』(写本)、顔見世で贔屓連中と行う「手打の儀式」に使用されたと思われる拍子木、十三代目も使用したと伝わる五代目嵐璃寛の姿見等を、十三代目の十七回忌でもある本年、お披露目する運びとなりました。
 代々の片岡仁左衛門と嵐璃寛は深い縁がありました。三代目嵐璃寛と八代目片岡仁左衛門の妻女が、ともに初代中村歌六(安政6年<1859>没)の息女であり、この時から親戚の関係にあります。千代之助時代の十三代目は五代目嵐璃寛をたいへん慕っていたそうです。五代目嵐璃寛が大正9年<1920>に没した後、そのご遺族より十三代目に託された資料です。
 なお、今回の展示では「嵐」の姓を名乗った近代の名優も併せて回顧します。寄贈された嵐璃寛関係の資料を中心にしつつ、文庫所蔵の他の資料で補い、江戸時代から今日までの「嵐」の流れも紹介していきます。

展示期間
:平成22年4月16日(金)~5月30日(日)
★前後期で一部展示替え 5月8日(土)より後期
開館時間
:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
:月曜日(但し5/3は開館)、5/6(木)、5/7(金)
観覧料
:200円
展示品
:嵐璃寛の錦絵、姿見、拍子木など十三代目仁左衛門旧蔵資料ほか




 
 










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古今和歌集 春歌 紀貫之  5  春歌 下 82、83、87、89、94

2011-03-04 | 紀貫之





 昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌(下)から紀貫之





 
 古今 春歌82
        さくらの花のとりけるををよみける    つらゆき

      ことならばさかずやはあらぬ さくら花 みる我さへにしづ心なし



 古今 春歌83
        さくらのごと、とくちる物はなしと人のいひければ
  
       よめる

      櫻花とくちりぬともおもほえず 人の心ぞ風もふきあへぬ



 古今 春歌87
        ひえにのぼりて、かへりもうできてよめる    つらゆき
  
      山たかみ見つゝわがこしさくら花 風は心にまかすべらなり



 古今 春歌89
        亭子院歌合歌    つらゆき
  
      さくら花ちるぬるかぜのなごりには 水なきそらに浪ぞたちける





       亭子院歌合(ていじいんのうたあわせ)とは

       歌合。一巻。913 年 3 月 13 日、宇多上皇が亭子院で主催。三〇番六〇首。詠者は紀貫之ら一〇人。

       勅判で、判詞は現存最古のもの。「天徳歌合」とともに、歌合の範とされた。(大辞林(三省堂)より)



       ……


       亭子院歌合(ていじいんのうたあわせ)とは

 913年(延喜13)3月13日、宇多(うだ)法皇が故七条后温子(しちじょうのきさきおんし)の邸宅で上皇御所となっていた亭子院において催した歌合。題は二月(初春)・三月(季春)・四月(夏)・恋で、各10番20首をつがえる予定だったが、時間の都合で夏と恋とを半分にして、30番60首が披講された。判者(はんじゃ)は宇多法皇の勅判で、判詞(はんし)は記録されているものではもっとも古く、滑稽(こっけい)味があっておおらかな行事の雰囲気を伝えている。作者は、法皇、凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)、藤原興風(おきかぜ)、紀貫之(きのつらゆき)、坂上是則(さかのうえのこれのり)、伊勢(いせ)、大中臣頼基(おおなかとみのよりもと)など当時の有数の歌人が参加、「桜散る木の下風は寒からで空に知られぬ雪ぞ降りける」(貫之)、「桜花散りぬる風の名残(なご)りには水なき空に波ぞ立ちける」(同)など秀歌も多く詠まれている。行事の経緯を記した仮名日記は伊勢の作といわれる。形式的にも整った晴儀であった。(yahoo百科事典より)



       ……


       亭子院歌合(ていじいんうたあわせ)とは

 亭子院歌合(ていじいんうたあわせ)とは、延喜13年3月13日(913年4月22日)に宇多法皇が自分の御所としていた亭子院において開いた歌合。

 本来は二月・三月・四月・恋を題材としてそれぞれ10番(40番80首)にて行われる予定であったが、何らかの事情によって、4月と夏が5番ずつ略されて計30番60首で行われた(ただし、記録には省略されたものも採録されている)。証本には伊勢によるものとされる仮名日記が付けられており、当日の次第・様子を知ることが可能である。なお、この日記は現存する最古の女流日記である。

 参加者は左右の頭・親王・歌よみ・方人・判者・講師・員刺(かずさし)などによって構成され、州浜・文台・奏状・奏楽・賜禄・紫檀の箱など、天徳の歌合をはじめとする後の歌合の範となった。

 歌よみとして知られているのは、藤原興風・凡河内躬恒・坂上是則・紀貫之であるが他に宇多法皇・伊勢・大中臣頼基の歌も含まれていた。判者は藤原忠房が任じられていたが、当日不参のため法皇が直接判を下した。法皇勅判による判詞は現存最古のものである。現存の証本には原型と考えられる10巻本と後世のものとされる20巻本がある。(ジャパンナレッジより)




 古今 春歌94
        はるのうたとてよめる    つらゆき
  
      みわ山をしかもかくすか 春霞 人にしられぬ花やさくらむ
  


「古今和歌集」春歌(上)11


 やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬ鬼神をも、あはれとおもはせ、お(を)とこ女のなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるは、歌なり。



  ふるとしに春たちける日よめる

  袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ  紀貫之   古今和歌集 春歌 二番



  雪のふりけるをよめる

  霞たちこのめもはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける    古今和歌集 春歌 九番

    

  歌奉れとおほせられし時、よみて奉れる

  春日野の若菜つみにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十二番



  歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる

  わがせこが衣はるさめふるごとに野辺のみどりぞ色まさりける  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十五番



  歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる

  青柳の糸よりかくる春しもぞみだれて花のほころびにける  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十六番




 古今 春歌39
        くらぶ山にてよめる   つらゆき

      梅花にほふ春べは くらぶ山やみにこゆれど しるくぞありける


 古今 春歌42
        はつせにまうづるごとに、やどりける人の家に、ひさしくやどらで、程へて後にいたれりければ、かの家のあるじ、かくさだかになむやどりはあると、いひいだして侍りければ、そこにたてりける梅の花ををりてよめる  つらゆき

      ひとはいさ心もしらず ふるさとは 花ぞむかしのかににほひける


 古今 春歌45
        家にありける梅の花のちりけるをよめる  つらゆき

      くるとあくとめかれぬ物を 梅花 いつの人まにうつろひぬらん


 古今 春歌49
        人の家にうえたるさくらの、花さきはじめたりけるをみてよめる  つらゆき

      ことしより春しりそむる櫻花 ちるといふ事はならはざらなん

 古今 春歌58
        お(を)れるさくらをよめる

      たれしかもとめてお(を)りるる 春霞立ちかくすらん山のさくらを

 古今 春歌59
        歌たてまつれとおほせられし時によみたてまつれる

      桜花さきにけらしもあしひきの山のかひよりみゆる白雲





「古今和歌集」春歌(下)


 古今 春歌78
        あひしれりける人のまうできて、かへりにけるのち
        に、よみて花にさしてつかはしける    つらゆき

      ひとめみしきみもやくると さくら花けふはまちみて ちらばちら南



 82、83、87、89、94







 間違いやお気づきの点がございましたら、教えていただければ嬉しいです。

 どうぞよろしくお願い致します。




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徒然

2011-03-04 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

(写真は大阪池田の 小林一三記念館です)




 久しぶりに梅田を歩き、阪急に乗る。

 この阪急と梅田が私には嬉しい。

 懐かしい駅、懐かしい町。

 阪急電車がいっぱい入った駅構内が好き。

 奇数が好きなのに

 阪急電車って偶数みたいであったかだなと、好感を持つわたし。

 京都から何度利用したかな…。

 関西の電車の中で、阪急と嵐電は特別好きなんだ。

 昔なじみのあったものって、いつまでも好きなのね。








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古今和歌集 春歌 紀貫之  4  春歌 下 78  

2011-03-04 | ことのは




 昨日は日本古典文学大系8の「古今和歌集」春歌(下)から紀貫之



 
 古今 春歌78
        あひしれりける人のまうできて、かへりにけるのち
        に、よみて花にさしてつかはしける    つらゆき

      ひとめみしきみもやくると さくら花けふはまちみて ちらばちら南







  


「古今和歌集」春歌(上)11


 やまとうたは、ひとのこゝろをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。世中にある人、ことわざしげきものなれば、心におもふことを、見るもの、きくものにつけて、いひいだせるなり。花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずして、あめつちをうごかし、めに見えぬ鬼神をも、あはれとおもはせ、お(を)とこ女のなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるは、歌なり。



  ふるとしに春たちける日よめる

  袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ  紀貫之   古今和歌集 春歌 二番



  雪のふりけるをよめる

  霞たちこのめもはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける    古今和歌集 春歌 九番

    

  歌奉れとおほせられし時、よみて奉れる

  春日野の若菜つみにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらむ  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十二番



  歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる

  わがせこが衣はるさめふるごとに野辺のみどりぞ色まさりける  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十五番



  歌たてまつれとおほせられし時によみてたてまつれる

  青柳の糸よりかくる春しもぞみだれて花のほころびにける  つらゆき  古今和歌集 春歌 二十六番




 古今 春歌39
        くらぶ山にてよめる   つらゆき

      梅花にほふ春べは くらぶ山やみにこゆれど しるくぞありける


 古今 春歌42
        はつせにまうづるごとに、やどりける人の家に、ひさしくやどらで、程へて後にいたれりければ、かの家のあるじ、かくさだかになむやどりはあると、いひいだして侍りければ、そこにたてりける梅の花ををりてよめる  つらゆき

      ひとはいさ心もしらず ふるさとは 花ぞむかしのかににほひける


 古今 春歌45
        家にありける梅の花のちりけるをよめる  つらゆき

      くるとあくとめかれぬ物を 梅花 いつの人まにうつろひぬらん


 古今 春歌49
        人の家にうえたるさくらの、花さきはじめたりけるをみてよめる  つらゆき

      ことしより春しりそむる櫻花 ちるといふ事はならはざらなん

 古今 春歌58
        お(を)れるさくらをよめる

      たれしかもとめてお(を)りるる 春霞立ちかくすらん山のさくらを

 古今 春歌59
        歌たてまつれとおほせられし時によみたてまつれる

      桜花さきにけらしもあしひきの山のかひよりみゆる白雲



「古今和歌集」春歌(下)


 古今 春歌78
        あひしれりける人のまうできて、かへりにけるのち
        に、よみて花にさしてつかはしける    つらゆき

      ひとめみしきみもやくると さくら花けふはまちみて ちらばちら南
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京都に行ってきました☆…か? (5景)

2011-03-04 | お出かけ






 京都に行ってきました

 ゆのし屋さんがありました、

 ゆげできものをのばす ゆのしやさん

 たいへん懐かしい気がします

 ………とここまでは普通の京都に行き懐かしんでいるようす

 ですが、

 実はここは大阪の池田の商店街です。


 

 

 ここにも


 

 そこでも


 

 あこでも


 

 どこにも

 なぜかしらん

 大衆演劇のポスターが貼ってあります。

 やはりここは

 とっても楽しい大阪ですね。


  


       大阪池田 サカエ商店街にて
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